続きを。
1月5日。合宿2日目。大学生も数人参加してくれていました。3年生の参加も。人数を増やしたいわけではありません。人が多ければそれで良いという話でもありませんし。それでも「数は力」という部分があります。100人近い人数の中で練習をするからこそできることもある。もちろんその中に埋もれてしまう選手も出てくると思います。全員が宿泊しているわけではないので前日のミーティングを聞いてはいません。どのように取り組むかが大切。
2日目の朝は寒かった。とは言っても通常の冬よりは過ごしやすい感じはありました。風が強くなかったというのもあります。我慢できるレベル。この日はまた別の若い指導者にアップをしてもらうことに。これまでは全部1人でやらないといけない所がありました。投擲は別の場所に移動して練習をしています。投擲指導者にアップをお願いしたい所なんですが。若い指導者に任せていく。こうやって大人数の前で指導をする経験はこれから役立つと思っています。
音楽を流しながらダンスで身体を温める。若い(笑)一緒にやっていました。選手も楽しそうに身体を動かしていました。通りすがりのスポ少?の関係者も動画撮影していました(笑)。それはそれで良いのかなと。
そこから私が。ここは前日の流れの中で。前の記事にも書きましたが「自分で強くなろうとする」という姿勢は必須だと思っています。ある程度の情報を与えながらになりますが、「やるべき事」「やりたい事」は示しています。それに対して自分自身がどうするかです。前日の練習に加えて壁を使った膝の引き出しと膝と腰の連動の動きを少し教えました。意味も伝えながら。そこからあとは30分くらい自分達でやるようにと指示をして放置。
2泊3日の合宿だからできる事があると思っています。去年と比べて時間があります。すぐに走らないと負荷をかけられないというのではない。6回の練習の中である程度割り切って取り組める。半分は動きをメインに出来るというのは大きな事かなと。
近くで見ながら出来ていない選手に対して個別にアプローチ。意識してやっていない選手も少なからずいます。これは数の原理として仕方ないと思います。ひたすらやろうとして出来ないのであればこちらも指導をします。速いからとかではなく。今回やりたいことを徹底する為の時間。自分自身がどう時間を使うかだと思います。きちんとやっている選手はそれなりに重心移動も生まれますし、足運びも改善されていきます。
そこからスパイクを履いて芝生の上で加速段階の動き。最初の重心移動を生み出すためにどうするかです。ここも徹底。両足を揃えた状態(足幅は肩幅)で立ち幅跳びの感じで跳び出します。遠くに重心を動かす。で、1歩目の接地の角度をきちんと作るという流れ。ひたすら繰り返しました。そこからスピードバウンディングのような感じで進む。重心移動を大きくして更に膝を引き出す。途中何度か止めながら課題を追加していきました。段階的にやることを増やしていくことは大切だと思います。一気に詰め込まない。ずっとグランドで見ながら変化を感じたら次に進むという感じでしょうか。
前日から引き続きやってきた「膝締め」はこの加速段階でも必要です。ここはすごく大切。あまり言われていない気もしますが。ここはしつこくやりたい所です。
そこからマークの距離を普通の状態に戻して実施。スプリントの最初の動き。加速段階ですから身体の傾きも必要になります。目線でコントロール。毎日やり続ければ変わって来る部分ですが限られた時間の中でどう伝えるかですね。基本的なことも含めて2時間近くやったのではないかなと思います。
地味ですが段階的ならやっていくことでいろいろなことが変わっていきます。盛り上げながらやる練習ではないので細かいことは言いませんでしたが。指示を出した後の返事ができません。言われてそれに従うだけ。せめて反応があると良いなとしつこく「返事がない」というのは言い続けていきました。普段からそういう場面がないのかもしれません。練習中に何か指示があったら返事をする。それは当たり前だと思うのですが。
私の力で何ができるかですね。一気に変えれるほどのカリスマ性もありません。それでも目の前にあることをどうするかだと思っています。
やりたい事、伝えたいことを入れながら。真面目にやっています。ひとまず記録しておきます。