21日~22日にかけて、つくば市で開催された『区画整理都市再開発対策全国研究集会』に参加しました。
私は、東村山市の再開発問題を取り上げるようになって、この研究会に毎年参加してきました。この中で、再開発の仕組み、全国の駅前再開発が破綻した様子、税金投入がどのように行われるかなど勉強させてもらいました。
今年の記念講演は、日野市の市民自治研究所副理事長・池上洋通さん。日野市の職員でもあったかたです。
講演テーマは『心のクレヨンをとりだして-みんなで描こう 共生のまちの絵図』でした。
講演で、池上さんは、
赤いクレヨンで『生命・自由・幸福のまちをえがいてみる』、それは一人一人が尊重されるまち。誰もが幸福であることで、
橙色のクレヨンで『楽しく学びあうまちをえがいてみる』、それは競争のない学びであり、
黄色のクレヨンで『みんなが明るく働くまちをえがいてみる』、それは勝者・敗者のない共生生活であり、
緑色のクレヨンで『自然と歴史文化のまちをえがいてみる』、それはもったいないと言うことで、
青色のクレヨンで平和のまちをえがいてみる』、それは武力において無抵抗であることの勇気
藍色のクレヨンで『自分たちが動かすまちをえがいてみる』、それは住民が政府と言うことであり、
紫色のクレヨンで、『文化のまちをえがいてみる』、品性はすべてのものに宿る、
すべてのクレヨンで好きな色を全部使って、『自分のまちと世界の希望をえがいてみる』、それは共生的自立、人間の希望は人間である
と、それぞれの中で憲法に謳われた国民の権利、国民が主権者であることを織り込み、その自覚の下に、それぞれのまちが、その歴史のなかで作り上げられた町並み、人間の営みから生まれた文化を大切に育み、後世に伝えていくことの大切さ、『大切』と一言で言い表せられない、いまある私たちの義務とでもいうようなものを話して下さいました。
この講演を聴いて、先の決算委員会で、
市長が「西口再開発が完成すれば日本中に誇れるまちになる。それが私の願い」という意味の答弁を繰り返していたことを思い出しました。
私は、このまちに移り住んで、20年にしかなりません。それでも、このまちの自然溢れる風景を楽しみ、この中で子育てできることを喜んできました。埼玉県東村山市と間違えられても、それは十分に自然が残り、穏やかな暮らしが出来ることの証だと感じてきました。
新宿のような賑わいをこのまちに作り出すことを「誇り」にして本当にいいでしょうか。
知床の斜里町の皆さんが、原野商法で売りに出された町の原野を全国の地主から買い戻し、植樹をして、元のまちに戻し、その努力も含めて世界遺産に登録された経緯を改めて学び、
世界の人々がうらやむウイーンのまちは、中心の歴史的遺産を第二次世界大戦の爆撃で失ったが、市民がその再建に立ち上がり、古びた歴史的建造物を作り上げ、その昔城壁で囲まれていた町の城壁を、ある女帝が壊し、緑の回廊に変え、こうして今のウイーンのまちが作り上げられたことも学んで
何を幸せと思うか、何に誇りを持つべきか、人の考えは千差万別だけれど、
道の一本も先代たちが100年も200年もかけて作ってきたこと、商店街もその中で形成されてきたこと、その歴史に思いを馳せ、
それを私たちの世代で壊していいのかとの思いを強くしました。
やっぱり、西口再開発は本当にこのままでいいのか疑問です。
黙っていてはいいまちは作れません。行動しましょう。
署名を成功させましょう。いいまちづくりのために・・・
私は、東村山市の再開発問題を取り上げるようになって、この研究会に毎年参加してきました。この中で、再開発の仕組み、全国の駅前再開発が破綻した様子、税金投入がどのように行われるかなど勉強させてもらいました。
今年の記念講演は、日野市の市民自治研究所副理事長・池上洋通さん。日野市の職員でもあったかたです。
講演テーマは『心のクレヨンをとりだして-みんなで描こう 共生のまちの絵図』でした。
講演で、池上さんは、
赤いクレヨンで『生命・自由・幸福のまちをえがいてみる』、それは一人一人が尊重されるまち。誰もが幸福であることで、
橙色のクレヨンで『楽しく学びあうまちをえがいてみる』、それは競争のない学びであり、
黄色のクレヨンで『みんなが明るく働くまちをえがいてみる』、それは勝者・敗者のない共生生活であり、
緑色のクレヨンで『自然と歴史文化のまちをえがいてみる』、それはもったいないと言うことで、
青色のクレヨンで平和のまちをえがいてみる』、それは武力において無抵抗であることの勇気
藍色のクレヨンで『自分たちが動かすまちをえがいてみる』、それは住民が政府と言うことであり、
紫色のクレヨンで、『文化のまちをえがいてみる』、品性はすべてのものに宿る、
すべてのクレヨンで好きな色を全部使って、『自分のまちと世界の希望をえがいてみる』、それは共生的自立、人間の希望は人間である
と、それぞれの中で憲法に謳われた国民の権利、国民が主権者であることを織り込み、その自覚の下に、それぞれのまちが、その歴史のなかで作り上げられた町並み、人間の営みから生まれた文化を大切に育み、後世に伝えていくことの大切さ、『大切』と一言で言い表せられない、いまある私たちの義務とでもいうようなものを話して下さいました。
この講演を聴いて、先の決算委員会で、
市長が「西口再開発が完成すれば日本中に誇れるまちになる。それが私の願い」という意味の答弁を繰り返していたことを思い出しました。
私は、このまちに移り住んで、20年にしかなりません。それでも、このまちの自然溢れる風景を楽しみ、この中で子育てできることを喜んできました。埼玉県東村山市と間違えられても、それは十分に自然が残り、穏やかな暮らしが出来ることの証だと感じてきました。
新宿のような賑わいをこのまちに作り出すことを「誇り」にして本当にいいでしょうか。
知床の斜里町の皆さんが、原野商法で売りに出された町の原野を全国の地主から買い戻し、植樹をして、元のまちに戻し、その努力も含めて世界遺産に登録された経緯を改めて学び、
世界の人々がうらやむウイーンのまちは、中心の歴史的遺産を第二次世界大戦の爆撃で失ったが、市民がその再建に立ち上がり、古びた歴史的建造物を作り上げ、その昔城壁で囲まれていた町の城壁を、ある女帝が壊し、緑の回廊に変え、こうして今のウイーンのまちが作り上げられたことも学んで
何を幸せと思うか、何に誇りを持つべきか、人の考えは千差万別だけれど、
道の一本も先代たちが100年も200年もかけて作ってきたこと、商店街もその中で形成されてきたこと、その歴史に思いを馳せ、
それを私たちの世代で壊していいのかとの思いを強くしました。
やっぱり、西口再開発は本当にこのままでいいのか疑問です。
黙っていてはいいまちは作れません。行動しましょう。
署名を成功させましょう。いいまちづくりのために・・・