議会が始まりました

2006-12-01 00:56:58 | Weblog
今日(30日)から12月議会が始まりました。
12月議会は正式には第4回定例会と言います。議会の回数は1月から12月までの間で開かれた回数を言います。なので、3月議会が第1回定例会といいます。会計年度は4月から3月なのに、初めは変な気がしました。

さて今日は、市長が所信方針説明を行いました。東村山駅西口再開発問題では、住民投票の本請求が行われたこと、しかし、自分としては法律の基づいて進めるという意志の表明を行いました。

民意を大切の思う市長なら、一時事業を遅らせても、市民と十分に話し合い、それでも市民が納得しない時は、事業を見送るくらいの度量の広さが無いと、住民が主人公の自治体は実現できないな~と実感してしまいました。

議会初日は、高齢者の方々の医療制度の改悪を実施する議案が審議されました。
「後期高齢者医療保険制度」の広域連合の設立議案です。
これは、75歳以上の高齢者の医療保険制度を別立てにし、高齢者本人負担を大きく増やすものです。現役世代の負担を抑えるため・・・というのが口実ですが、

この「現役世代の負担増」云々に騙されてはいけないと思います。
たとえば、我が家では、86歳になる夫の母が遺族年金を受けています。そして、今は夫の健康保険に加入しています。それを今度は無理矢理別保険にして、年金からその保険料を天引きするのです。義母の負担も、同居している私たちの負担も決して減りません。

私の母は、妹の社会保険に加入し、子どものわずかな仕送りでやっと暮らしています。一人で、6人の子どもを育て、年金もろくに払えず免除制度を利用したために年金が少ないからです。
この母は、84歳ですから別保険になれば、生活は今よりもっとひどくなります。
これが、長年現役世代を育て、社会の貢献してきた人々に対する仕打ちです。

後期高齢者医療保険の問題は、よその家庭のことではありません。自分の親の暮らしがどうなるかと言う問題であり、その親を扶養する若い世代の問題でもあります。
年よりは金持ちだからもっとお金を負担させるべきだ・・・という言葉を、自分の親に引き比べて、「本当にそうだ、家の親はもっとお金を払うべきだ」という人がいるでしょうか
少なくとも私はいえません。

こんな議案に、自民党も、公明党も、民主も、ネットから離れた女性議員も賛成できるからふしぎですよね~

なくなった自民党の伊藤議員が生前、「友人が病院を追い出され、転々とさせられているナゼだ」と質問していたのを思い出しました。
自民党などが、高齢者の入院を減らそうと3ヶ月以上は同じ病院に入院できない制度を作ったためなのですが、自分もそれに賛成しただろうに~と思ったものです。
今回もその件になりそうな予感がするのは私だけでしょうか

親の世代が安心できてこそ、この世代も安心できる という報告でした。