
今日28日も良い天気になりました。
窓からの日差しは暖かく、でも、風が窓を鳴らしているので
外は少し寒いのかな~
今年は、働く環境が非常に悪くさせられた年でした。
今日も、新聞やテレビは派遣切りや雇い止めにあった労働者の闘いを報道しています。
こうした報道に接する度に、何とかしなければ、何が出来るの

と悩んでしまいます。

働いても働いても暮らしが楽にならないワーキングプア
働く人に何の権利も認められなかった明治以後の資本主義発祥時代の昔に返ったようです。
だからこそ、

蟹工船が読まれているのでしょう。
この ワーキングプア 自治体も作り出しているとしたらどうでしょうか

実は、政府が号令をかけ、財政難の口実で東村山市が、議会の多くの議員が推進している民間委託、指定管理者の導入がそれです。
より安く、人を使うことを大きな目的にするのですから・・・
私の妹が、請われて、ある福祉関係の施設の施設長になったそうです。
そして、1年足らずの今、指定管理者のプロポーザルが行われ、負けてしまった。
どう考えても経費の問題しか要因は無いというのです。
そして、次に決まった事業者が、妹のところにいの一番に言ってきたことは、
今いる職員を全員そのまま雇いたいと言うことだったそうで、
より安く受けた事業者が、給料を引き上げることは考えられず、
同じ給与さえ保障されず、逆に切り下げが行われる事態が起こることは必定です。
学校給食や保育園の民間委託も同じです。
公務員として雇えば、正職員として、社会保障費も負担しなければならず、退職金引当金も必要。だから費用が高くなる。

学校給食の民間委託の条件は、チーフと副チーフの2名を正社員とすることのみで、
それ以外の調理員は最低賃金さえクリアすれば短時間パートにして、人件費を押さえ、利益を上げられる。
逆にパートを安く抑えなければ利益は上げられません。
なので、次の契約を辞退した事業者も出ています。

保育園の民間委託もまさに職員賃金を引き下げるためで
それは、前回のこのブログの書きました。
限りあるお金を節約して使う という美名(?)に隠れて
本当は一体何が行われているのか、知る必要があるのではないでしょうか。
学校給食の民間委託は、今、安く出来て何が悪いと言わんばかりの議論が
議会で行われています。
ワーキングプアを、非正規労働を推進する側に自治体が立っていいはずがありません。
自治体は、市民のくらしを守り、権利を守るのが仕事なのですから

今年も後数日残すのみです。
来年こそは、政治の中身が変わる年にしたいとおもいます。