今日、多摩北部医療センターの養護老人ホームが廃止されようとしている問題で学習会に参加しました。
写真は桜棟と青葉棟の前の桜並木
東京都の養育院は、明治5年、本郷の加賀邸に作られたのが始まりで、東京の福祉の原点ともいうべき施設だそうです。
この中にある養護老人ホーム(生活保護以下の都民が入所)桜棟と青葉棟がいずれ廃止されて、民間に移譲され、現行600人の定員を200人に減らして開設させる計画を、東京都が突然打ち出しました。
福祉の大嫌いな石原知事らしい仕打ちで、東京の福祉の原点をも解体してしまう、自治体の
本旨をも見失う進め方です。
群馬県の無認可の老人ホームたまゆらで起きた火災で、多くの高齢者が亡くなりました。
生活保護を受けながら介護も必要で、でも都内の施設は満員で、自治体のケースワーカーが、無認可と知りながら入所させた方々でした。
東京都は、都民が被害になったこの事件を知りながら、この方々のための施設を、600人から200人に定員を減らし、民間に譲り渡すというのです。
「私たちの税金が使われなくなるからいいんじゃない」とおっしゃる方もおられたと会場から発言がありましたが、
こうした施設の廃止を容認する事は、今介護の現場で不足している特別養護老人ホームや、自分の年金で暮らせる老人ホームなどの整備をやめさせることにつながりかねない危険をはらんでいるということを、私たちは認識する必要があるのではないでしょうか?
なぜなら、東京都は、同じ敷地内にある特別養護老人ホームの廃止も検討の視野に入れているからです。
高齢者の医療の最先端を行っていた、老人病院を廃止し、明治以来続いてきた養老院を無くし、次々に高齢者福祉を廃止してきた石原知事の最後の仕上げが、養護老人ホームの廃止です。
こうしたたことに、都議会の自民党や公明党はもちろん、民主党も異議を唱えない。選挙で福祉を守るとよく言うな~と思いますが、それをしっかりと見抜く目が都民には必要なのではないでしょうか。
この施設は、同時に自然も破壊されています。大きな都市計画道路が真ん中を貫くのです。
中の桜並木は、今年見る影もなくなっていました。
下の写真のように、枝を切られ、布を巻かれて、今年は咲くことのできない大きな桜の木が無残な姿を見せています。移植を受けるためです。
写真奥の建物が老人ホームです。
多磨老は自然の宝庫です。写真は桜の根本に咲くタチツボスミレ
自然も高齢者の居住空間も守ろうという運動が起こっています。
写真は桜棟と青葉棟の前の桜並木
東京都の養育院は、明治5年、本郷の加賀邸に作られたのが始まりで、東京の福祉の原点ともいうべき施設だそうです。
この中にある養護老人ホーム(生活保護以下の都民が入所)桜棟と青葉棟がいずれ廃止されて、民間に移譲され、現行600人の定員を200人に減らして開設させる計画を、東京都が突然打ち出しました。
福祉の大嫌いな石原知事らしい仕打ちで、東京の福祉の原点をも解体してしまう、自治体の
本旨をも見失う進め方です。
群馬県の無認可の老人ホームたまゆらで起きた火災で、多くの高齢者が亡くなりました。
生活保護を受けながら介護も必要で、でも都内の施設は満員で、自治体のケースワーカーが、無認可と知りながら入所させた方々でした。
東京都は、都民が被害になったこの事件を知りながら、この方々のための施設を、600人から200人に定員を減らし、民間に譲り渡すというのです。
「私たちの税金が使われなくなるからいいんじゃない」とおっしゃる方もおられたと会場から発言がありましたが、
こうした施設の廃止を容認する事は、今介護の現場で不足している特別養護老人ホームや、自分の年金で暮らせる老人ホームなどの整備をやめさせることにつながりかねない危険をはらんでいるということを、私たちは認識する必要があるのではないでしょうか?
なぜなら、東京都は、同じ敷地内にある特別養護老人ホームの廃止も検討の視野に入れているからです。
高齢者の医療の最先端を行っていた、老人病院を廃止し、明治以来続いてきた養老院を無くし、次々に高齢者福祉を廃止してきた石原知事の最後の仕上げが、養護老人ホームの廃止です。
こうしたたことに、都議会の自民党や公明党はもちろん、民主党も異議を唱えない。選挙で福祉を守るとよく言うな~と思いますが、それをしっかりと見抜く目が都民には必要なのではないでしょうか。
この施設は、同時に自然も破壊されています。大きな都市計画道路が真ん中を貫くのです。
中の桜並木は、今年見る影もなくなっていました。
下の写真のように、枝を切られ、布を巻かれて、今年は咲くことのできない大きな桜の木が無残な姿を見せています。移植を受けるためです。
写真奥の建物が老人ホームです。
多磨老は自然の宝庫です。写真は桜の根本に咲くタチツボスミレ
自然も高齢者の居住空間も守ろうという運動が起こっています。