衣裳方は「元禄調の裾引き」
福岡で行われている「舞踊と振袖の着付け特別専門講座」第一日目夜の部は、振袖の女性袴と、舞踊着付け(衣裳方)、元禄調の裾引きの着付けをお勉強しました。
講座では、歴史考証を学びながら着付けをお稽古しました。
元禄調の着付けは、普通の裾引きと比べると、衣紋の抜き方・衿の合わせ・帯の位置が違います。
受講生は、日本舞踊の名取でもある K さん。
この着付けで結んだのは「片花結び」。バランス感覚を要求される帯結びに取り組まれていました。
片花結びを学ぶ K さん
女性の袴…「目からうろこだわ!」
一方、自らも「きもの学院」を経営されている B さんは、「着付けの技術をもっと掘り下げたい」と学んでいらっしゃいます。
夜の部は「女性袴の着付け」のお稽古でしたが、着付けがすすんでいくと、「目からうろこだわ…」と感動して頂きました。(写真を取るのを忘れてしまいました。)
●●●
●●●
●●
指貫などの高さ調整しながら
毎年多くの観光客の皆さんがお越しになる、「綾・雛山まつり」。
今年は、2月20日(土)から3月3日(木)までの間、綾町内の中央商店街を中心に盛大に行われます。
「内孫の長女の初節句に、健やかな成長を願って作られた、全国的に類のない歴史的伝統文化、雛山」。(主催・綾町商工会女性部カタログより)
そのイベントの中で、2月28日(日)に行なわれる、綾の雛山の「十二単ショー」の衣裳合わせが今日行なわれました。
当日は、午前10時30分から、「南麓公民館」で披露される予定です。
町内で繰り広げられる、素晴らしいお雛さまの大イベントとともに、「十二単公開着付け」も、ぜひご覧になって下さいませ。
●●●
●●●
●●
けっこう忙しいスケジュール
学院長に限ったことではないのですが、一週間のスケジュールを見てみると、スタッフに負けず、学院長もけっこう忙しいのです。
来週の月曜日は花嫁着付けの指導。
火曜日は、朝一番の飛行機で東京に一泊出張。
明くる水曜日は羽田から福岡へ飛び、「舞踊と振袖の着付け専門特別講座」のスタッフと合流して、金曜日まで福岡の講座を指導。
金曜日の夜中に帰り、翌日は綾の雛山の十二単のリハーサル。
日曜日は同じ「十二単ショー」の本番。そして、月曜日の「花嫁の着付け」と続きます。
多忙だから元気なのか、元気だから多忙な業務をこなせるのかわかりませんが…。
やらなければならないことがあるから元気なのでしょうね。
●●●
●●●
●●