きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

棚田の魅力再発見!石垣積みの珍しい棚田・高知県津野町

2009-12-08 22:35:36 | いろんな取組み
高知県津野町には石垣積みの珍しい棚田が残っている
「しんぶん赤旗」日刊紙 2009年12月7日付けで紹介された。



 高知県津野町は清流・四万十川の源流点を持ち、北に四国カルスト天狗高原、山の尾根に20基の風力発電を置く、水と緑の豊かなところです。4年前に2村が合併した、人口7000人の山村です。
 私が合併選挙で落選した直後、議員主導で高レベル放射性廃棄物処理場誘致の動きが起きました。町民には寝耳に水の驚きでした。
 自然豊かな町にそんなものはいらない-と反対運動が急速に広がり、2カ月で町と議会に断念声明を出させました。この運動は大きな財産として残りました。
 私の住む貝ノ川は、30所帯の小規模な農家で成り立つ集落です。何とか地域の活性化をと話しあいましたが妙案はでませんでした。


 そんなとき、ある人が「貝ノ川には県下でも屈指の石垣の棚田があるではないか。これをうりだしたらどうか」とヒントを与えてくれました。地区のものにとっては、農作業効率が悪い棚田は重労働と苦しみの根源みたいに思っていて、その価値はみえませんでした。
 言われてみれば、見事な棚田です。
 地区の人と話し合うなかで、10月にキャンドル祭りを開くことになりました。田んぼのあぜに3000本のろうそくを立て、集落に続く道に、道案内を兼ねた400本を立てることになりました。
 荒廃地や谷川沿いの草刈り、ろうそく台にするペットポトルの加工など、全戸が参加し、能力に応じた作業をして準備をしました。当日の出し物の出演依頼や舞台づくり、看板設置やポスター張りなどを通じて、これまで以上に地区民の助け合いが進み、結びつきが強まりました。環境美化意識も高まりました。
 当日の出し物の出演依頼や舞台づくり、看板設置やポスター張りなどを通じて、これまで以上に地区民の助け合いが進み、結びつき.が強まりました。環境美化意識も高まりました。
 当日は絶好の天気で、町内外の800人が棚田を照らす幻想の世界を楽しみました。
 私は、6月の選挙で議席を回復することができました。
 棚田に代表される美しい景観と自然を守り、地域の人たちが元気になるような町にしていきたいと思っています。

(大崎健夫・津野町議)


石垣の棚田は、広島県の井仁の棚田も有名ですね・・・。
井仁の棚田に行ってきました(2007年5月)

井仁の棚田 青々とした稲(2007年8月)
コメント
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