きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

九州北部豪雨 大量の水蒸気持続的に流入

2012-07-25 23:25:40 | 科学だいすき
九州北部豪雨 大量の水蒸気持続的に流入

今月11~14日に発生した九州北部豪雨について、気象庁は23日、記者会見し、東シナ海上の大気の下層部分に水蒸気が大量に蓄積された上、強い南西風によって九州に持続的に流入したことが要因だったと発表しました。



気象庁によると、東シナ海上の大気に含まれる水蒸気量は通常1キロ当たり17グラム程度ですが、九州北部に流入したものは同20グラムと多かったといいます。これらの水蒸気は、東シナ海上の地上約1・5キロの大気下層に含まれ、秒速約20メートルという強い南西風により九州に流入し続けたといいます。
豪雨発生時、九州北部では、積乱雲が次々と発生しては固まり、幅20~30キロ、長さ100~200キロの帯状になる「線状降水帯」が3個ほど生まれ、長時間停滞して大雨をもたらしたことも分かりました。線状降水帯は昨年7月の新潟・福島豪雨でも発生したといいます。
また、太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の間の梅雨前線帯では、上昇した水蒸気で生まれる「湿舌」という湿った領域がありますが、今回の豪雨は湿舌の南縁で起きました。南縁では、水蒸気の流入により積乱雲が発生しやすいためといいます。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年7月24日付掲載



この10年間ぐらいは、梅雨前線が南に下がったままで雨の降らない空梅雨状態だったのが、昨年から本来の梅雨に戻ってきています。
しかし、昨年もそうですが、今年も集中豪雨的に降る雨が増えてきました。


図にあるように、梅雨前線は本来の位置、日本列島上になっています。
しかしこの前線、本来は「しとしと雨」を降らせる前線でした。
また図を見ると、オホーツク高気圧と太平洋高気圧の間が狭まっているようです。


「梅雨前線」なんですが、実際は「寒冷前線」や「停滞前線」のような振る舞いをしてしまい、「集中豪雨」をもたらしたのでしょうね。
コメント
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