世界の街角 ドイツ ベランダコンサートで支えあい
コロナウイルスの影響で私の住むフライブルク市では、ドイツ政府より一足早く(不要不急の場合を除く)外出禁止令を決定しました。それ以前からさまざまなイベントが中止に追い込まれ、展示施設も閉鎖され、公共の場で文化的な活動をすることはできなくなっていました。
そんなある日曜日の夕方、外から音楽が聞こえてくるので窓を開けてみると、向かいの住宅のベランダで竜肇を演奏している人たちがいるのです。これは「ベランダコンサート」と呼ばれていて、ドイツより感染状況がひどいイタリアで始まったそうです。他人との接触が絶たれている中、せめて音楽を楽しんでもらおうとプロやアマチュアの音楽家がベランダで演奏をしているのです。
感染の心配のないベランダで隣人の音楽を楽しむ
しかもこの日、ソーシャルメディアで呼びかけられ、ドイツ各地で一斉にベートーベンの第九、「歓喜の歌」が演奏されました。この歌は欧州連合(EU)によって欧州の賛歌とされています。「(喜びの下で)人は皆兄弟になる」という一節が思い出され、心を打たれました。
さてフライブルクが冒頭の処置に踏み切った背景には、隣接するフランスでの感染拡大がありますが、ドイツはまだ医療体制に余裕があるためイタリアやフランスからの患者を受け入れています。こういう時だからこそ、お互いに助け合おうというメッセージが音楽に込められていたように思います。(フライブルク在住熊崎実佳写真も)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年4月11日付掲載
「しんぶん赤旗」に、こんなにほっこりした記事が載りました。
そこで、僕も自宅でベートーヴェンの第9をCDで聴きました。
コロナウイルスの影響で私の住むフライブルク市では、ドイツ政府より一足早く(不要不急の場合を除く)外出禁止令を決定しました。それ以前からさまざまなイベントが中止に追い込まれ、展示施設も閉鎖され、公共の場で文化的な活動をすることはできなくなっていました。
そんなある日曜日の夕方、外から音楽が聞こえてくるので窓を開けてみると、向かいの住宅のベランダで竜肇を演奏している人たちがいるのです。これは「ベランダコンサート」と呼ばれていて、ドイツより感染状況がひどいイタリアで始まったそうです。他人との接触が絶たれている中、せめて音楽を楽しんでもらおうとプロやアマチュアの音楽家がベランダで演奏をしているのです。
感染の心配のないベランダで隣人の音楽を楽しむ
しかもこの日、ソーシャルメディアで呼びかけられ、ドイツ各地で一斉にベートーベンの第九、「歓喜の歌」が演奏されました。この歌は欧州連合(EU)によって欧州の賛歌とされています。「(喜びの下で)人は皆兄弟になる」という一節が思い出され、心を打たれました。
さてフライブルクが冒頭の処置に踏み切った背景には、隣接するフランスでの感染拡大がありますが、ドイツはまだ医療体制に余裕があるためイタリアやフランスからの患者を受け入れています。こういう時だからこそ、お互いに助け合おうというメッセージが音楽に込められていたように思います。(フライブルク在住熊崎実佳写真も)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2020年4月11日付掲載
「しんぶん赤旗」に、こんなにほっこりした記事が載りました。
そこで、僕も自宅でベートーヴェンの第9をCDで聴きました。
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