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日本共産党兵庫県委員会で働いています。

内部留保課税で10兆円 根拠は? 増額分に5年間2%課税

2023-02-05 07:40:12 | 働く権利・賃金・雇用問題について
内部留保課税で10兆円 根拠は? 増額分に5年間2%課税
 日本共産党の「内部留保課税で10兆円の財源を作り、賃上げに活用」という提案に賛成です。ところで10兆円の根拠を教えてください。(山梨県・男性)



 昨年11月に発表された日本共産党の「物価高騰から暮らしと経済を立て直す緊急提案」の柱の一つが賃上げです。日本共産党は政治の責任で、まともな賃上げを実現するための財源として、内部留保への課税を提案しています。
大企業の内部留保は、第2次安倍晋三政権が発足した2012年度には333・5兆円でした。21年度には、484・3兆円と150兆円も増加しました。この内部留保の増加分に5年間の時限措置として年間2%の課税を行います。その際、内部留保の課税対象額から賃上げ分や設備投資分は控除します。
ただし、石炭火力発電所建設をはじめ、二酸化炭素(CO2)排出を増やし、気候危機打開に逆行する設備投資は対象にしません。
.これらの控除額が50兆円程度あると仮定して、「100兆円×2%×5年間」
で10兆円の財源となります。
こうして得た10兆円の財源を最低賃金時給1500円の実現に向け、中小企業の賃上げへの直接支援にあてます。具体的には、赤字企業も負担している社会保険料を賃上げに応じて軽減します。また社会保険料軽減では賃上げできない事業者には「賃上げ助成」を行います。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年2月4日付掲載


大企業の内部留保への課税で10兆円の財源。この図は分かりやすい。
アベノミクスで増えた内部留保が150兆円。
大企業の賃上げやグリーン投資が50兆円程度を見込む。それでも100兆円残る。
この部分に5年間で2%課税、10兆円の財源。
使い道は、社会保険料の軽減や賃上げ助成。

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