2022年12月07日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア科学研究機関 アゾフ・黒海 クリミア半島沿岸沖合資源調査]
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ:アゾフ・黒海支部“アジニルフ”の研究者は、ロシア科学アカデミーとの共同プログラムにより、2022年12月2日から、科学調査船“プロフェッサー・ヴォヂャニツキー”(Профессор Водяницкий)による26日間にわたるアゾフ・黒海の調査航海に参加している。
主な調査海域は、クリミア半島の南部から南東部の沿岸沖合で、対象は冬季産卵の商業魚種となり、特に、スプラットとホワイティングが中核となる。
調査ではプランクトンと稚魚のサンプル採取等を行い、産卵域、生息域の条件に関する情報収集が行われる。
また、海洋哺乳類の個体の状態等についても調査が行われる。