2022年12月13日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[米国NPFMC 来年2023年ベーリング海スケトウダラTAC承認 130万トン 前年比17%増]
米国北太平洋漁業管理委員会NPFMCは、今般、来年2023年の東ベーリング海とアリューシャン列島のスケトウダラのTAC設定を別表のとおり承認した。
主要海域となる東ベーリング海は130万トンで、前年比17%増となる。
同時にTAC設定の根拠で資源評価のインデクスとなる当該海域の生物学的許容漁獲量(ABC)も2022年11月発表の当初勧告の168万8,000トンから191万トンまで最終的に大幅修正、引き上げられ、前年となる今年2022年比では72%増となった。
TACの決定は、米国海洋大気庁NOAA海洋漁業局NMFSの承認が必要だが、事実上最終的なものに位置づけられる。
なお、今年2022年の東ベーリング海のスケトウダラのTAC設定は、ABC111万1,000トンとイコールの設定となっていた。