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不運でも勝てる強さ(10/7浦和対千葉)

2006-10-07 22:34:40 | 浦和レッズ
この日の千葉戦、立ち上がりはつぶしあいの展開でした。千葉はワシントンを、浦和は巻を消そうとして3バックが1トップに対応する状況でした。巻についたのは怪我から復帰したネネです。ネネはスピードは今一つですが、ヘディングの強さなら巻に負けません。浦和は完全なマンツーマンではなかったので、巻が逆サイドへ逃げたときは対決しませんでしたが、ネネで巻を封じるのはギドのゲームプランだったでしょう。

そんなバランスが崩れたのが、前半15分の結城の退場でした。ネネのロングパスに、ワシントンを後ろからファウルしたプレーでしたが、映像でよく見ると結城はワシントンを蹴ろうとしていました。スタジアムで見た限りでは、退場は厳しすぎるかなと思いましたが、これで納得がいきました。

このPKは、ワシントンがGKの動きを良く見て、逆に蹴り込む技ありのキックで、浦和が先制します。その後の前半の残り時間は、浦和が一方的に攻めました。ポンテをマークする阿部勇樹が最終ラインに入らざるを得なくなったので、ポンテが自在な個人技を見せ、山田もスペースに入り込む持ち味は出ていました。

しかし、この時間で追加点を入れられなかったことで、試合は千葉の流れになりました。それは右サイドへの水野の投入です。三都主も、俊足の水野が相手ではなかなかマークに苦労しており、ネネに至ってはもっと足が遅いです。これで水野にマイナス気味にクロスを上げられてしまい、鈴木啓太や堀之内のカバーで辛うじてピンチを逃れる場面が目立ちました。

NHK-BSのJリーグタイムの映像を見ると、千葉がクロスバーに当たるシュートを放ちながら、決められず逃げ切られたというように思えるかもしれませんが、浦和も何回もゴール前に侵入し、決定機の数では負けていなかったです。負傷で強行出場の闘莉王が、山田のクロスを頭で叩き込んで、浦和は2-0とすると、その後もGK岡本のファインセーブに阻まれたものの、何度もシュートを放ちました。

これがことごとく入らないという展開で、もし同点だったりしたら不運を嘆く場面でしょう。しかし、それまでにゴールを決めておけば、そんな不運に動揺する必要はありません。やはり、サッカーはチャンスを数多く作り、試合中の不運にも負けないで勝てる確率を上げていくスポーツです。それを乗り越えた浦和は、間違いなく強くなったと言っていいと思います。
コメント (2)
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