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気の利いたパス(長谷部誠)

2006-10-18 22:03:49 | 浦和レッズ
私が長谷部選手のプレーを初めて見たのは、2002年の9月頃、川越のサテライト戦でした。当時の長谷部はユース代表に呼ばれることが多く、なかなかサテライトの試合では見ることができませんでした。この試合では、長谷部はトップ下に入り、確実にパスを回す選手だなという印象が残りました。しかし、サテライトのレベルだからできるのかなと当時は思っていました。

その印象が変わったのが、翌年のリーグ開幕戦の鹿島戦です。エジムンドの退団騒動で、先発予定のなかった長谷部に急遽代役が回ってきたのですが、相手は前年ナビスコ杯優勝で代表選手を数多く抱えていた鹿島です。正直に言うと、何もできないで前半限りで交代させられるだろうと思っていました。

ところが、この試合でトップ下に入った長谷部は、そこに出して欲しいという箇所に正確にボールを配り、浦和のシュートチャンスを演出しました。高卒2年目の若手という意識は私の中で消えていました。そのため、手術明けで復帰が遅れていた山瀬の合流までチームを支え続け、さらにオフト監督にボランチにコンバートされるなど、この年は大活躍でした。

長谷部を見て、いい選手だなと思うのは、2階席から見るときです。2階席では、どこにスペースがあるとか、どこにフリーな選手がいるかは、手に取るようにわかります。平凡な選手だと、「なんであそこのスペースがわからないの?」と思ってしまいます。そんなストレスは長谷部に関してはありません。皆が驚くキラーパスではないですが、そんなスペースに正確に配球してくれます。

長谷部の課題は是非セットプレーを蹴れるようになって欲しいということです。あれだけのサッカーセンスがあるのだから、決して不可能ではないはずです。長谷部の直接FKを見たことがある人は少ないでしょう。そんな場面を、是非見たいものです。
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