Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

昭和以降最年長優勝(旭天鵬)

2012-05-20 17:56:27 | 他スポーツ
今日の大相撲は、取組前から波乱の展開でした。まず、相撲ファンががっかりしたのは琴欧州の休場です。じん帯損傷では相撲は取れる状態ではなかったかもしれませんが、大関として戦う前から3敗の栃煌山の決定戦進出を決めてしまうのは申し訳ないという気持ちはなかったのかと思います。

この結果、4敗力士の優勝は消え、3敗で並んでいた旭天鵬と稀勢の里は千秋楽の相撲を勝てば栃煌山の待つ決定戦進出という状況になりました。こうなったら巴戦(大相撲独自のルールで3人の決定戦)を見たいと思っていましたが、旭天鵬は豪栄道を土俵際の投げで辛くも破ったものの、稀勢の里が把瑠都の驚異的な粘りに遭ってまさかの黒星を喫し、優勝争いは旭天鵬対栃煌山という平幕同士の一戦になりました。

大相撲史上、決定戦で平幕力士が優勝した前例はなく、当然平幕同士の決定戦も初めてです。横綱、大関にとっては恥ずべき前例を残してしまったことになりますが、不戦勝で相撲を取っていない栃煌山と、本割で一番相撲を取っている旭天鵬はどちらが有利かは微妙な問題です。

栃煌山は琴欧州の休場を知った時点で、既に決定戦一本に合わせて最後に出る、それこそ横綱戦を戦うような気分で調整したに違いありません。これに対し、勝たないと決定戦はない旭天鵬の方は、本割に照準を合わせ勢いで決定戦もという気持ちだったはずです。意外と本割で勝って追いついて決定戦に持ち込んだ力士が、決定戦では勝率5割以下という事実もあります。

そのため、栃煌山有利という印象を持って決定戦の相撲を見ましたが、決定戦は熱戦にはなりにくく、意外と立ち合いの変化で決まることもあります。最近の記憶では千代大海対栃東の決定戦が、変化で栃東の優勝に終わったことがあります。熱戦は見たいがあっさり終わるかもしれないと思っていた土俵は、本当にあっさり終わってしまいました。

押し込んだ栃煌山が旭天鵬の引き足の速さに対応できず、土俵上にあっさり引き落とされて旭天鵬の平幕優勝が決まりました。旭天鵬は37歳8ヶ月で、これまで羽黒山が持っていた昭和以降の最年長優勝記録(37歳)は、意外な力士によって更新されました。魁皇が現役だった頃、魁皇こそこの記録を狙うべきと思っていたので、魁皇にできなかった以上更新は無理と思っていた記録でした。

旭天鵬は解説陣の親方衆にも稽古振りを評価されており、肉体的な衰えも感じないという意見がほとんどです。北の富士氏にはあと5年取れると言われており、まだまだ頑張って欲しいです。優勝想定原稿だった旭天鵬のプロフィールは、明日書きます。
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歩くのが遅い

2012-05-20 14:42:16 | 雑記
私の持っているコンプレックスに、「歩くのが遅い」というのがあります。かつてはマラソンで3時間台を出すなど走る方は結構鍛えた自信はあったのに、大病以降ダイエットのために散歩をすると、老人や女性にごぼう抜きされるほど歩くのが遅くなってしまいました。

さすがに何か原因があるはずと追求すると、当時の私は極端なO脚で、靴が1年もたないうちにすり減ってしまうほど足を引きずって歩いていたのですから当然でした。少しでもO脚を治そうと、寝る前に両膝をくっつけたり少しでも足をまっすぐにしようと取り組んでみたら、多少はましになり当時自己ワースト記録の83kgだった体重は77kgまで減りました。

それでも、中の下まで来た程度で、今でも埼スタに向かう道のりではレッズサポに次々抜かれます。今は年齢的にも、これから歩くスピードを速くするのは無理だろうと思っているので、何か歩くのが遅いメリットはないかと考えました。

昨日、普段は車なので駐車場から歩いているのですが、珍しく浦和美園から歩いてみました。体調はあまり良くなかったので100円バスに揺られることも考えたのですが、少しは体も鍛えないといけないと思い、自分の携帯の万歩計で1.6kmを表示した距離を歩きました。

ただでさえ遅い上、ベストコンディションではないのですから無残な限り抜かれます。しかし、皆に抜かれるということは、レプリカを着ているサポの背番号を大勢の人でチェックすることができるということになります。まだ今年バージョンのレプリカを着ている人はそれほど多くありませんでしたが、一番人気は阿部勇樹選手でした。

なるほど、サポーターの人気を得るのは阿部勇樹かと納得する思いでした。普通は攻撃の選手から選ぶのではと思いますが、原口もポポも得点を量産するタイプではありません。柏木のレプリカは確かにいましたが、ミシャサッカーを最も良く理解し、危険を察知して潰してくれる阿部勇樹こそチームの中心とサポが認めている証明だと思いました。

こんなことくらいしか、歩くのが遅いメリットはないかもしれませんが、昨日に限っては歩くのが遅いことが嫌になるようなことはありませんでした。花でもあればもっとそう思うかもしれません。
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空いたアウトサイド(5/19浦和対清水)

2012-05-20 09:54:55 | 浦和レッズ
清水というチームは3トップのチームで、CBの前のバイタルエリアを村松が消し、サイドの広いスペースをアレックスと河井の2枚でカバーする、中盤がかなりきつい布陣です。それでも、高木俊幸と大前の両サイドFWが好調なら、彼らだけで長距離パスを交換して点を取れるチームで、それが効いて現在の2位という位置にいるのでしょう。

タイプ的には高木俊幸の方が前で待つタイプで、大前の方がボールを引き出しに下がってくるタイプです。逆だと思っていたので驚きましたが、浦和はうまく引き気味に戦って彼らの突破を許さないサッカーができたと思います。浦和サッカーの長所はアウトサイドの突破ですが、清水は特別な対策を立てるより、それ以上点を取るというサッカーできました。

結果的には、清水が両アウトサイドに対策を立ててこなかったことが、浦和にやりたいサッカーをやらせることになりました。左アウトサイドの梅崎がボールを持ち、DF槙野の上がりをサポートするのは浦和の勝ちパターンの一つで、この左サイドはうまく機能していたと思います。

また、もう一つの勝ちパターンのカウンターから2シャドーに入れるサッカーもある程度はできていたと思います。結果的にはCKから阿部勇樹が自らの体に当たったボールがこぼれてきたラッキーなゴールで1-0で勝ったとはいえ、ミシャサッカーの普段のパターンをある程度はやれたことは良かったと思います。

課題は数的優位をうまく使えないことです。清水のアレックスが2枚目のイエローで退場したとき、これなら阿部勇樹を中心に後ろで回して取りにこなければいつまでも回していればいいという発想が出ましたが、攻めたのは数的不利のはずの清水でした。高原を1トップに残して大前と高木を中盤に下げた布陣で対応した清水が支配するボールをなかなか取れず、李記帝のミドルがクロスバーの上を襲うなどピンチもありました。

もう少しうまいサッカーで勝って欲しいという注文はありますが、それでもリーグ2位の清水に勝ったこの勝利は大きく、もうしばらく上の方で戦えそうだという感触を得た試合でもありました。We are Diamondsを勝った試合後に歌うのも恒例行事になりそうで、負けて帰ると車の中で沈黙してしまうので、帰りを明るく楽しめそうなのは嬉しいことです。
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