ここ最近、代表のCBは中澤佑二や闘莉王に代表されるようにパワーのあるタイプや、今野泰幸のようにカバーリングが利くタイプで占められていて、相手の俊足FWが相手でも走り勝つというタイプはなかなか出てきません。
ドイツW杯に出場して代表40キャップを誇る坪井慶介選手は、数少ないスピード型のCBです。こういうタイプは足が遅くなったら現役を続けられない厳しさはありますが、先日の名古屋戦では永井に走り勝っていて、まだやれそうな雰囲気は見せてくれました。
サッカーマガジンにも載ってしまった事実なので、プレーを見ていない他チームのサポもご存知かもしれませんが、坪井はフィードが得意でないという課題があります。走る味方のスピードを計算して前のスペースに出すとか、中央の選手にピンポイントで合わせるクロスなどは期待できません。
今のミシャサッカーで、坪井は右ストッパーに入っていますが、坪井に攻撃力が期待できないので、本来なら左右バランス良く攻めたいのがミシャの本音だと思いますが、今の浦和の攻撃は左サイドに片寄っています。
ただ、それでも坪井を使うメリットはあります。前に速く走れる選手はJリーガーにはたくさんいますが、坪井の場合後ろに速く走れます。浦和は攻守が切り替わったときに両アウトサイドを上げ、鈴木啓太か阿部勇樹のどちらかを急造最終ラインに入れ、変則的な4バックを作ります。
これがスムーズに切り替わればいいですが、浦和もまだ発展途上のチームですから、凡ミスが出ることもあります。こういうときのために坪井はいると言っても良く、決定的なピンチに間に合ってくれそうなのが後ろに速い坪井と平川です。
また、上背はそれほど高くないのでセットプレーでは上がりませんが、守備の際の相手FWとの1対1の強さも坪井の能力です。ACLの全北戦では相手2トップが両方ともパワー系だったので苦しい相手でしたが、坪井が粘ってしぶとく相手FWに体をつけ、フリーでヘディングをさせなかったことで勝利することができました。
そんな坪井も昨年、ペトロ采配の下で出番を失い、本気で浦和を去ることも考えたかもしれません。堀監督が使ってくれたことと、浦和にとっては幹部候補生ということもありチームに残ってくれました。攻撃力はともかくとして、まだまだ肉体的には十分できそうで、期待しています。
ドイツW杯に出場して代表40キャップを誇る坪井慶介選手は、数少ないスピード型のCBです。こういうタイプは足が遅くなったら現役を続けられない厳しさはありますが、先日の名古屋戦では永井に走り勝っていて、まだやれそうな雰囲気は見せてくれました。
サッカーマガジンにも載ってしまった事実なので、プレーを見ていない他チームのサポもご存知かもしれませんが、坪井はフィードが得意でないという課題があります。走る味方のスピードを計算して前のスペースに出すとか、中央の選手にピンポイントで合わせるクロスなどは期待できません。
今のミシャサッカーで、坪井は右ストッパーに入っていますが、坪井に攻撃力が期待できないので、本来なら左右バランス良く攻めたいのがミシャの本音だと思いますが、今の浦和の攻撃は左サイドに片寄っています。
ただ、それでも坪井を使うメリットはあります。前に速く走れる選手はJリーガーにはたくさんいますが、坪井の場合後ろに速く走れます。浦和は攻守が切り替わったときに両アウトサイドを上げ、鈴木啓太か阿部勇樹のどちらかを急造最終ラインに入れ、変則的な4バックを作ります。
これがスムーズに切り替わればいいですが、浦和もまだ発展途上のチームですから、凡ミスが出ることもあります。こういうときのために坪井はいると言っても良く、決定的なピンチに間に合ってくれそうなのが後ろに速い坪井と平川です。
また、上背はそれほど高くないのでセットプレーでは上がりませんが、守備の際の相手FWとの1対1の強さも坪井の能力です。ACLの全北戦では相手2トップが両方ともパワー系だったので苦しい相手でしたが、坪井が粘ってしぶとく相手FWに体をつけ、フリーでヘディングをさせなかったことで勝利することができました。
そんな坪井も昨年、ペトロ采配の下で出番を失い、本気で浦和を去ることも考えたかもしれません。堀監督が使ってくれたことと、浦和にとっては幹部候補生ということもありチームに残ってくれました。攻撃力はともかくとして、まだまだ肉体的には十分できそうで、期待しています。