熱も下がり、ワールドサッカーもいつもの集中力で見ることができたので、BS12で無料放送していた欧州CL決勝トーナメント1回戦、ACミラン(イタリア)対バルセロナ(スペイン)のビデオを見ました。この試合は相手がバルサということで、ACミランの戦い方が注目でした。
バルサは監督がグアルディオラからビラノバに変わっているので、一昨年のクラブW杯のサッカーは参考程度でしょうが、その浅いラインと驚異的なボール支配率とミスの少なさは驚異的なチームです。4年連続バロンドールのメッシもゴールを量産し、今年も優勝候補の一角です。
そんな相手にミランが取った戦略は、3ラインをコンパクトに保ち、バルサのボール回しを後ろにさせるものでした。いわゆるリトリートサッカーで、選手間の距離を短くしてメッシがドリブルで仕掛けてもすぐに複数で守る体勢ができていて、これほどまでにメッシが目立たない試合があるというのが驚きでした。
また、ミランはセカンドボールへの集中力は非常に高かったです。バルサがクロスを入れてもこぼれ球をしっかりクリアで切って、バルサに決定機をほとんど許しませんでした。FWのエルシャーラウィまで守備に帰り、ボール支配はされても崩されない安定したサッカーで前半を0-0で折り返します。
実況によれば、ミランのこういうサッカーはセリエAでもほとんどやっていないらしく、世界最強チームという評価のバルサには特別な戦略が必要とアレグリ監督が急造で作った戦略ですが、ミランの選手の技術も高いので消化できるだろうと判断したようです。
ただ、こういう戦いを徹底させても、点を取ることは難しいのですが、ミランにはちょっと運もありました。ミドルシュートが17番の選手に当たってコースが変わったところをボアテングが蹴りこんだ先制点は、17番のハンドを故意ではないと主審が取らなかった幸運ゆえのゴールでした。
このゴールでバルサは前に出てきたので、ミランにもカウンターのチャンスは生まれ、途中出場のニアンがDFライン裏のボールに追いついたチャンスから、エルシャーラウィがつないでムンタリが蹴りこんだ2点目は、第二戦がたとえアウェイのカンプノウでも突破の可能性が大いに膨らむゴールになりました。
ミランは開幕直後こそ思うように勝てませんでしたが、セリエAでも最近は好調で、マンチェスターCからバロテッリを補強して上り調子です。そういういいタイミングでバルサと当たれれば、こんな番狂わせを起こせるポテンシャルはあることを証明しました。
バルサは監督がグアルディオラからビラノバに変わっているので、一昨年のクラブW杯のサッカーは参考程度でしょうが、その浅いラインと驚異的なボール支配率とミスの少なさは驚異的なチームです。4年連続バロンドールのメッシもゴールを量産し、今年も優勝候補の一角です。
そんな相手にミランが取った戦略は、3ラインをコンパクトに保ち、バルサのボール回しを後ろにさせるものでした。いわゆるリトリートサッカーで、選手間の距離を短くしてメッシがドリブルで仕掛けてもすぐに複数で守る体勢ができていて、これほどまでにメッシが目立たない試合があるというのが驚きでした。
また、ミランはセカンドボールへの集中力は非常に高かったです。バルサがクロスを入れてもこぼれ球をしっかりクリアで切って、バルサに決定機をほとんど許しませんでした。FWのエルシャーラウィまで守備に帰り、ボール支配はされても崩されない安定したサッカーで前半を0-0で折り返します。
実況によれば、ミランのこういうサッカーはセリエAでもほとんどやっていないらしく、世界最強チームという評価のバルサには特別な戦略が必要とアレグリ監督が急造で作った戦略ですが、ミランの選手の技術も高いので消化できるだろうと判断したようです。
ただ、こういう戦いを徹底させても、点を取ることは難しいのですが、ミランにはちょっと運もありました。ミドルシュートが17番の選手に当たってコースが変わったところをボアテングが蹴りこんだ先制点は、17番のハンドを故意ではないと主審が取らなかった幸運ゆえのゴールでした。
このゴールでバルサは前に出てきたので、ミランにもカウンターのチャンスは生まれ、途中出場のニアンがDFライン裏のボールに追いついたチャンスから、エルシャーラウィがつないでムンタリが蹴りこんだ2点目は、第二戦がたとえアウェイのカンプノウでも突破の可能性が大いに膨らむゴールになりました。
ミランは開幕直後こそ思うように勝てませんでしたが、セリエAでも最近は好調で、マンチェスターCからバロテッリを補強して上り調子です。そういういいタイミングでバルサと当たれれば、こんな番狂わせを起こせるポテンシャルはあることを証明しました。