今日はマンU対サウサンプトンを書くつもりでしたが、テレビで見た別府大分毎日マラソン(以下別大)が想像以上に面白い展開だったので、予定変更で記事にします。
今回の別大は外国招待選手の持ちタイムが2時間10分台が最高と、これといったメンバーが参加しておらず、国内招待選手で8分台を持つ川内優輝選手とロンドン五輪6位の中本健太郎選手の争いというのが下馬評でした。
しかし、マラソンというスポーツは選手のコンディションに大きく依存するので、本当にこの二人の争いになる可能性はそれほど高くないと思っていました。特に川内の場合、マラソンのレース数をこなすことを練習の一環と捉える調整法にしており、別大を調整レースにしてびわ湖でタイムを出しに行く可能性も考えられました。
別大も世界選手権の5人の代表枠を争う選考レースの一つではありましたが、川内は福岡で失速した後、防府とエジプトで2度のマラソンをこなしています。実業団のマラソン選手の常識は年間2レース程度なので、川内は走り過ぎというのが一般的な評価でした。
また、川内といえば埼玉県庁勤務の公務員で、2時間8分台を持つ市民ランナーというのも今までの常識では考えられませんでした。本人は出向先の春日部高校での仕事が定時制で夜なので、午前中に練習ができるのはありがたいとインタビューには答えていました。
川内と中本以外にサブテン(10分以内)がいない今回の別大は、本当にこの二人の争いになりました。ペースメーカーが引っ張るのは30km手前までと決まっていましたが、先頭集団につけていた一般参加の選手はこのペースメーカーにもついていけず、外国招待選手も伸びなかったレースは川内と中本の一騎討ちになりました。
展開は静の中本、動の川内で終始しました。川内は何度かスパートして振り切ろうとしましたが、中本は慌てずにペースを保ち、すぐに川内の背中を捕らえ、レース展開は二人が並走したまま終盤にもつれ込みます。
テレビの解説者は足を使っている分、川内は不利だろうと言っていましたが、川内は驚異的な身体能力を見せ、最後は中本を振り切って優勝しました。タイムも2時間8分台と申し分なく、世界選手権を目指すためにびわ湖参戦は取り止めると川内自身が言っていました。
世界選手権ではマラソン団体の銀メダルを持つ川内ですが、今度は個人戦でもという気持ちはあるはずです。春日部東高校出身の埼玉育ちのランナーの活躍は埼玉県民としても嬉しいものです。
今回の別大は外国招待選手の持ちタイムが2時間10分台が最高と、これといったメンバーが参加しておらず、国内招待選手で8分台を持つ川内優輝選手とロンドン五輪6位の中本健太郎選手の争いというのが下馬評でした。
しかし、マラソンというスポーツは選手のコンディションに大きく依存するので、本当にこの二人の争いになる可能性はそれほど高くないと思っていました。特に川内の場合、マラソンのレース数をこなすことを練習の一環と捉える調整法にしており、別大を調整レースにしてびわ湖でタイムを出しに行く可能性も考えられました。
別大も世界選手権の5人の代表枠を争う選考レースの一つではありましたが、川内は福岡で失速した後、防府とエジプトで2度のマラソンをこなしています。実業団のマラソン選手の常識は年間2レース程度なので、川内は走り過ぎというのが一般的な評価でした。
また、川内といえば埼玉県庁勤務の公務員で、2時間8分台を持つ市民ランナーというのも今までの常識では考えられませんでした。本人は出向先の春日部高校での仕事が定時制で夜なので、午前中に練習ができるのはありがたいとインタビューには答えていました。
川内と中本以外にサブテン(10分以内)がいない今回の別大は、本当にこの二人の争いになりました。ペースメーカーが引っ張るのは30km手前までと決まっていましたが、先頭集団につけていた一般参加の選手はこのペースメーカーにもついていけず、外国招待選手も伸びなかったレースは川内と中本の一騎討ちになりました。
展開は静の中本、動の川内で終始しました。川内は何度かスパートして振り切ろうとしましたが、中本は慌てずにペースを保ち、すぐに川内の背中を捕らえ、レース展開は二人が並走したまま終盤にもつれ込みます。
テレビの解説者は足を使っている分、川内は不利だろうと言っていましたが、川内は驚異的な身体能力を見せ、最後は中本を振り切って優勝しました。タイムも2時間8分台と申し分なく、世界選手権を目指すためにびわ湖参戦は取り止めると川内自身が言っていました。
世界選手権ではマラソン団体の銀メダルを持つ川内ですが、今度は個人戦でもという気持ちはあるはずです。春日部東高校出身の埼玉育ちのランナーの活躍は埼玉県民としても嬉しいものです。