Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

PSG対Rマドリード

2018-03-11 20:21:29 | ワールドサッカー
たまに見るワールドサッカーのビデオは、欧州CLベスト16の好カード、パリSG(以下PSG)対Rマドリード(以下レアル)を見ました。まだ前半しか見られていませんが、初戦はマドリードで行われて3-1でレアルが勝利しています。そういう、有利な条件を利用するのはうまいレアルですが、予想通りそういう試合運びをしてきました。

レアルの布陣は4-4-2でした。攻撃的に試合を運ぶときのBBC(ベンゼマ、ベイル、Cロナウド)の3トップではなく、守備に力を発揮するアセンシオ(20番)を左MFに、動ける便利屋のLバスケス(17番)を右MFに置いて、自陣に2ラインを引く堅実な戦い方を選択しました。攻めに出ることの多い、ライバルのバルセロナとは違ったチームカラーです。

ジダン監督が、そういう現実主義を選択したことは、選手の動きを見てもわかりました。ブラジル代表では極端に上がりたがる左SBのマルセロにも守備を命じ、相手右FWムバッペ(29番)に対し一人はマーカーのいる状況を作らせてきました。PSGは、中東のオイルマネーで強化しているチームで、ウルグアイ代表カバーニ(9番)を中央のFWに置き、左FWには運動量の多いディ・マリア(11番)を起用してきました。

PSGといえば、巨額の移籍金で加入したネイマールが有名ですが、彼は不在でした。それでも、PSGはさすが世界中から大物選手を加入させているチームなので、3トップのサイドをうまく使って前半はチャンスを何度も作りました。特に光ったのはムバッペで、彼のスピードと個人技を出そうと後ろ、特に右SBのダニ・アウベス(32番)からスルーパスを狙わせて反応することができていました。

MFにも「戦えるファンタジスタ」のイタリア代表、ベラッティ(6番)がいて、ここからのサイドチェンジからチャンスをうかがう、PSGの攻撃サッカーを前半は展開できました。それでも、決定機をレアルGKナバスが止めて、試合は0-0で折り返すことになりました。

後半については、見る時間が確保できれば後で書きます。
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フッキ完封で男を上げる(槙野智章)

2018-03-11 14:43:49 | 浦和レッズ
今や、浦和で最も頼れるCBに成長した、槙野智章選手のことを書きます。槙野は広島市の出身で、ジュニアユースから地元の広島ユースで育ち、広島でプロになった選手です。今のチームメイト、柏木陽介とは中学時代からチームメイトで、よく知る仲です。私が槙野の名前を意識したのは、2007年のU-20W杯カナダ大会で、当時いろいろあったパフォーマンスの仕掛け人としてのイメージです。

広島時代の槙野は、浦和と対戦するときは相手DF闘莉王を意識すると言っていました。DFながら攻撃に絡み、流れの中でも点が取れる姿を目標にしたかったのでしょう。広島時代の槙野に点を取られて、0-1で敗戦した試合の記憶もあります。23歳のときに、さらなる成長を目指して、ドイツのケルンに移籍しています。

しかし、ケルンでの槙野は苦しい日々でした。1年間在籍しましたが出場できた試合はわずか5試合でした。そんなとき、浦和の監督になっていた広島時代の恩師ミシャから、戦術の理解者としての役割を期待されて、ケルンから1年のレンタル移籍で浦和に加入したのが2012年でした。

まだまだ、当時のミシャレッズは、はまったときの強さはあったもののまだ脆いチームでした。槙野は左ストッパーとして攻撃面で期待されましたが、CBとしてはセットプレーで競り負けるなど不満だという意見も、サポーターの間からはありました。槙野の最適なポジションは左SBだろうと思っていた時期もありました。

そんな槙野が、CBとしての強さを認められるようになったのは最近です。ACL準決勝で対戦した、上海上港(中国)の元ブラジル代表FWフッキを完封したことで、大きく男を上げることになります。当時、槙野は何度もフッキのビデオを見ており、ドリブルの際に視線を下げる癖を見抜いてその隙に体を入れる守備で、あれほどの個人技を誇る相手を完封することに成功しました。

今や、浦和での槙野は、最も頼りになるDFです。もともと、足元の技術は持っていましたが、その高い身体能力の生かし方がだんだん洗練されてきました。堀監督も、最初の頃は槙野を左SBで起用する試合もありましたが、今やCBでその強さを出させる采配をします。代表CBとしても期待され、今年が槙野にとって最もいい年になるよう、大きな期待を寄せています。
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