Kobby loves 埼玉&レッズ

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だましのテクニック(3/24サンウルブズ対チーフス)

2018-03-24 22:27:23 | 他スポーツ
代表の海外遠征でJ1が中断しているので、空いている週末を「有効活用?」しようと、秩父宮ラグビー場までスーパーラグビーのサンウルブズ(日本)対チーフス(NZ)を見に行ってきました。BS日テレでテレビ中継もありましたが、結果を見れば10-61という、サンウルブズの一方的な惨敗に終わりました。

弱いスポーツは尊敬されないのが世の常で、事実スタンドからも「こんな弱いチームはもう見ない」という声も聞こえてきました。私自身は、2019年のラグビーW杯の生観戦に備えて、世界のラグビーがどんな「だまし」のテクニックを持っているかを確かめたいという意味で見ています。

そういう意味では、チーフスにはその「だまし」のテクニックは十分備わっていました。驚いたのはSOのダミアン・マッケンジーです。彼は圧倒的な個人技を持っており、サンウルブズのタックルを引きつけて抜くテクニックを見せて一気に展開を変えるスーパープレーを何度か見せました。それで、プレースキックも高精度(9回中8回成功)と素晴らしい選手です。

目の前で展開された「だまし」もあります。チーフスボールのラインアウトで、チーフスは高いボールで捕ると見せかけて、人数をかけてリフトまで見せていました。しかしこれはだましで、実際にはニアサイドに一人残っていた選手に短いパスを出し、スローを入れたハリスが戻しのパスから独走してトライを取るという、見事な成功を見せました。

これだけの大差がついた理由には、サンウルブズのミスもあります。特に、人数をかけて攻撃しているときにパスが乱れることが多く、そのミスがチーフスボールになれば、一気にカウンターから何人も人数をかけて逆にトライを取るようなプレーもありました。また、サンウルブズのラインアウトの成功率も低く、ゴール前に攻め込んでもラインアウトが取れずチャンスを潰す場面もありました。

正直、これだけの差を見せられると、サンウルブズを弁護する言葉は出てきません。マッケンジーのような個人技を持つ選手を、2019年までに育てることは物理的に不可能です。唯一希望を見出すとすれば、この敗戦は日本代表の戦いにつながることです。ジョセフがHCなので、日本代表を意識した起用をしていると、今は考えるしかありません。



ファンヴィック選手です。



ティモシー・ラファエレ選手です。



田村優選手です。





ファンデルバルト選手です。



流選手とブリッツ選手です。



田中史朗選手です。



リーチマイケル選手です。







トニー・ブラウンコーチです。







ダミアン・マッケンジー選手です。















ロビンソン選手です。







カーク選手です。
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決まらない形(3/23日本対マリ)

2018-03-24 21:57:17 | ワールドサッカー
昨日の夜、日本代表は中立地のベルギー、リエージュでアフリカの内陸国のマリと対戦し、1-1で引き分けました。この試合は相当内容の悪い試合で、特に追い上げるときのオプションが機能せず相手にセカンドボールを拾われ、負けも覚悟した試合でした。最後、フリーになった中島翔哉が右からのクロスを押し込んで辛くも引き分けましたが、この時期になっても日本代表の形が確立していないという不安材料が大きいです。

まずは、ハリルホジッチ監督のスタメン選考からして変でした。本来左SBの初代表、宇賀神を右SBで起用してきました。確かに宇賀神の利き足は右ですが、右SBの専門家ではありません。そんな不慣れは、序盤のパスミスで早くも表に出てしまいます。たぶん、高い位置に出させて宇賀神が得意とするクロスを上げて欲しいのが起用の意図でしょうが、前半20分でイエローカードをもらうなど、国際試合に慣れていないところは出てきてしまっていました。

それは最悪の形で表に出てしまいました。前半ロスタイム、相手クロスに対して宇賀神が相手FWを蹴ったという反則でPKを取られてしまいます。このPKをディアビに決められ、日本はビハインドの展開を強いられることになります。さすがにもう我慢できないと見て、後半頭から宇賀神に代えて酒井高徳を入れますが、これで宇賀神はおそらく自信を失い、もう二度と日本代表では使えなくなってしまったでしょう。

また、相手マリもなかなかの好チームでした。セネガルに似ているという球際の強さはもちろん期待通りでしたが、4-3-3で高いDFラインを引き、積極的に前からプレスを掛けるというスタイルで日本相手に攻め切ろうとしてきました。個人の技術にはミスもありましたが、変なプレーをすればやられるという緊張感が必要な相手でした。

後半、日本はFWに中島翔哉、本田圭佑などを入れて追い上げに行きます。この日の日本はミスが多く、思ったようにボールがつなげないミスが目立ちました。後半はなかなかシュートに持ち込めず、マリのプレスの前に大きく蹴ることができずバックパスをせざるを得ないなど、とても1点を追って攻めるチームの戦いには思えないほどでした。

引き分けたことで最悪の結果は免れましたが、この時期になって新しい選手を試しているハリルホジッチ監督の起用はどうかと思えます。もちろん、ハリル監督がアルジェリア代表の当時にW杯直前で抜擢したマフレズ(現マンC)の成功もあるので、一概に悪いとは言えないものの、W杯でどう戦うか、この日の戦いからは見えてこなかったのも確かです。
コメント (1)
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