Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

レジェンド葛西の挑戦

2018-03-17 21:55:34 | 他スポーツ
今さらなネタですが、平昌五輪ではスキージャンプの葛西紀明選手の試技は見届けておこうと思っていました。私の40歳過ぎてからのトレーニングの復活に、大きく背中を押してくれたのが、ソチ五輪での葛西紀明選手の銀メダルだからです。私のなんちゃってトレーニングでは若い頃からずっと鍛えている葛西とは一緒にはできませんが、それでも10kmマラソンが当たり前の距離になるなど成果はありました。

今季の葛西は、W杯では最高が5位、総合ランキングは20位と決して好調の年ではありません。ジャンプという競技が、姿勢の良さとタイミングの計り方で決着するスポーツなので、傍からでは良し悪しが見分けられないですが、解説の原田氏が「2回飛べばだいたいW杯ランキング通りの結果になる」と話していたのは間違いではなかったです。

今季の葛西が苦しんでいた理由に、踏み切りのタイミングがずれることが多いというものがありました。ジャンプは時速100km近いスピードで100分の1秒と言われるわずかなタイミングを逃さない必要があるので、本人のコメントによれば「しっくり行っていない」と今回の平昌五輪では失敗ジャンプだったことは認めています。

それでも、ファンとしては葛西はいてくれるだけで十分です。45歳で8回目の五輪に出るだけでも、驚異的なことであり、その間一度も日本のトップレベルを外していないという証明です。その強さの秘密が、先週買ってきた著書に一部書かれていました。本人は「目標は金メダル」といつも公言しますが、年齢がこの年だからこれくらいでいいと感じたことは一度もなく、本気でいつも一番を目指しています。

ソチ五輪のときに、上村愛子や高梨沙羅の競技を見に行くなど、リラックスして五輪の雰囲気を楽しんだことが、自身初の個人戦銀メダルにつながったことは以前聞きました。がむしゃらに努力して結果を出せるのは若い頃だけで、ベテランになったら抜くべきところは抜いてそれでも体力を落とさないことはできるとのことです。

また、精神的にも昔の葛西は、近寄りがたい雰囲気を漂わせていたと自分で認めています。その結果が、2002年ソルトレーク五輪での大惨敗だったので、意識して笑顔を作ることでファンも増え、外国人のライバルからも声を掛けられるようになったとあります。たぶん、この本はどこの書店にもあるはずなので、それ以上を知りたい方は購入してみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする