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チームごと1部に上げる(本田圭佑)

2018-03-26 22:17:43 | ワールドサッカー
現在はメキシコのパチューカに在籍する、日本代表の本田圭佑選手の思い出です。本田はG大阪のジュニアユースから、ユースに上がれずに、高校年代を石川の星稜高校で過ごす回り道をします。このときに、当時はまだ全国レベルの強豪ではなかった星稜高校を選手権ベスト4に導き、名古屋からオファーをもらってリベンジに成功します。

U-23年代当時は、反町監督が率いる五輪代表の主力選手として、北京五輪に出場します。もっとも、五輪代表での本田圭佑は反町監督に左アウトサイドで起用されるなど持ち味が出たとは言い難く、オランダ1部フェンロからオファーをもらって移籍したときは無謀とすら思えたほどでした。

本田圭佑が開花したのは、そのフェンロでの2部リーグでのプレーです。フェンロが2部に降格したことで、ここで欧州を引き払ってJリーグに戻る選択肢もあったと思いますが、本田圭佑は「俺のキャリアで2部でプレーするとは」と複雑な思いを抱えながらも、フェンロに残ってチームを1部に戻す活躍を見せます。昇格を決めたあとは本田圭佑のためにパレードも開催したほどです。

この活躍で、日本代表入りを実現させた本田圭佑ですが、当時の岡田監督に認められた幸運も持っています。当時、親善試合の韓国戦、コートジボワール戦、イングランド戦と3連敗を喫した日本代表のチーム状態は最悪で、岡田監督が最後の賭けとして試したのが本田圭佑の1トップでした。その賭けは当たり、1次リーグでカメルーンとデンマークに勝って2勝1敗で決勝トーナメント進出と結果を残しました。

それから、現在に至るまで、代表の攻撃的MFは本田圭佑という時代は長いです。ミランでほとんど出番がなかった昨シーズンとは対照的に、パチューカでは4得点を挙げるなど勢いが戻り、ついに代表カムバックを果たしました。2010年、2014年と日本代表のアジア予選通過に貢献した彼も31歳で、今回はおそらく最後のチャンスになる可能性が高いです。

ハリル監督の4-3-3では右のFW候補ということになります。ミラン時代にこの戦術で右FWに入っていたこともあり、戦術への適応や個人技などは十分持っています。あとは、点を取るというわかりやすいアピールだと思います。明日のウクライナ戦、是非とも本田圭佑の活躍で勝たせて欲しいものです。
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