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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

数的優位を生かせず(4/2札幌対浦和)

2022-04-03 17:33:55 | 浦和レッズ
昨日の浦和のアウェイ札幌戦は、1-1の引き分けに終わりました。もっとも内容をシビアに見てしまうと、勝ち点3を取れなくて惜しかったというゲームではありません。そう感じた理由は序盤の攻防にあります。札幌がボールを持ってサイドに回し、浦和はDFショルツを中心に辛くもクリアに逃れざるを得ないという展開が序盤続きました。前半3分の、相手FWシャビエルの至近距離のシュートが外れていなければ序盤で終わっていたゲームかもしれません。

浦和は、なかなかセカンドボールが拾えずに苦しみました。あまりにもパスが通らないので、CBショルツやGK西川がロングキックで裏を取ろうとしたほどです。もちろん、これは確率の低いプレーで札幌に処理されましたが、それでも浦和にはFWユンカーとMFモーベルグがいて、この二人だけでカウンターを機能させることができました。ユンカーにもチャンスはありましたが決められませんでした。

そのカウンターから、馬渡が上げようとしたクロスを福森がハンドし、エリアの中か外かでVARになりましたが、中という判定でPKになります。これをモーベルグが落ち着いてGK菅野が飛ぶ逆に蹴り込んで、浦和は苦しいゲームの中で貴重な先制点を得ました。しかし、内容的には苦しんでいるので、この1点を守り切ろうとすると厳しい展開です。

このゲームが浦和不利に動いたのは、ロドリゲス監督の采配ミスにもありました。50分に、ユンカーとモーベルグを同時にベンチに下げた交代策です。代わりに入った松尾にもドリブルは見られましたが、それでもこのゲームで効いていた二人がいなくなったことで浦和の攻めはつながらなくなりました。少し時間をずらして、どちらかでももう少し長くプレーできれば違ったかもしれません。

その懸念は当たり、札幌の左クロスがゴール前にいた金子に入り、金子がゴール前で巧みな個人技を見せて浦和ゴールを破り、札幌は同点に追いつくことに成功しました。その直後、札幌MF荒野が松尾のふくらはぎを後ろから踏みつけたプレーが危険なプレーとされて退場になり、浦和は残り15分ほど一人多い人数で攻めることになります。

しかし、この状況でありながら、札幌にされてはいけないカウンターを食らうなど浦和の攻めはちぐはぐで、浦和は引き分けの勝ち点1を確保するのが手一杯という結果に終わりました。今季未勝利の札幌には勝っておきたかっただけに痛い結果で、負傷で右SB酒井宏樹を欠いていたのも響きました。まだ2勝4敗2分けと負け越している浦和にとっては、なかなか勢いがつかない結果です。
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ベトナム戦マニアック分析

2022-04-03 11:37:23 | ワールドサッカー
前半を0-1で折り返した日本ですが、このまま終わる試合ではない確信がありました。一方的に押し込まれているベトナムが体力切れを起こす可能性と、中央でクロスを跳ね返すプレーにミスが出る可能性を考えていました。布陣が4-2-3-1になったことで、右MFに入った伊東純也はベトナムがサイドを捨てていることでフリーでボールが持て、何度もボールを引き出していました。

また、次第にベトナムの弱点も露呈してきます。それはGKチャン・グエン・マインが、シュートを何度も前にこぼしたことでした。これなら、何本もミドルシュートを浴びせれば確実に1点は取れる試合で、事実原口が放ったミドルシュートをチャンが落球したところを、自陣から思い切って上がっていた吉田麻也が走り込んで合わせ、日本は思惑通りの同点ゴールを得ました。

もちろん勝ち越し点が欲しい日本は、ボランチに入っていた柴崎と原口のところからの展開を改善したい様子で、柴崎、原口、久保out、田中碧、守田、南野inの交代を打ちます。この交代は効果がありました。田中碧と守田は、かつての川崎Fのボランチコンビで、どちらかと言えば田中碧の方が攻撃的ですが、守田が前に行っても機能する関係性です。

予想通り、ベトナムの動きは後半の最後の方になると落ちてきており、攻めに上がる余力はなくなってきました。日本のチャンスは70分で、ミドルシュートのこぼれ球を田中碧が押し込んで勝ち越し点かに見えましたが、VARの結果ゴール前にいた南野がハンドしていたことがわかり、ゴールは取り消されます。このあたりになると、ベトナムがボールを持っても日本が確実に奪えるようになっており、日本が連続して攻めます。

78分のCKも可能性があった場面でした。伊東純也が蹴ったCKから、守田が折り返してゴール前の吉田がフリーになりましたが、このシュートは外れます。もっとも、体力的には限界になっているベトナムの集中力は落ちず、日本が何度クロスを入れても中央のDFがクリアできていました。後半ロスタイムにはGKチャンが足をつって交代しますが、最後まで粘り抜いたベトナムは1-1の引き分けで試合を終えることになります。

日本にとっては残念な結果ですが、やはり出場決定が決まった直後の消化試合は、気持ちの持っていき方が難しかったようです。思い切ってサブメンバーにチャンスを与えた森保監督の采配でしたが、機能せずに終わりました。結果的に、豪州戦でW杯出場が決まっていて良かったと思います。もし、この試合の勝利か引き分けが突破条件だったら、精神的にしんどい試合になったことでしょう。
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