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日本をカタールへ導く(三笘薫)

2022-04-08 22:41:22 | ワールドサッカー
先日の豪州戦で、途中出場で2得点を挙げて日本代表のW杯出場権獲得に貢献した、三笘薫選手の記憶です。生まれこそ大分県ですが川崎市で育ったMFで、高校卒業まで川崎の下部組織に在籍しますが、トップ昇格のオファーを断って筑波大に進学しています。彼は筑波大でも活躍し、2017年の大学2年時には天皇杯で当時J1のベガルタ仙台を破る2ゴールを決めています。

筑波大時代から五輪代表でもプレーしますが、2018年7月時点で2020年からの古巣川崎入り内定が既に出ていました。既に有名な存在だったので、古巣とは言っても確実に彼のことは押さえておきたかった川崎サイドの意向もあったことでしょう。その時点で川崎の特別指定選手で、特別指定時代に既にルヴァン杯ながらJリーグデビューも果たしています。

2020年の川崎での活躍は、当然とも言える結果だったと思います。新人ながら川崎のサイドハーフや左ウイングに定着し、点の取れるサイドアタッカーとして、元横浜FMの渡辺千真が持っていたJ1の新人最多得点記録に並ぶ13ゴールを挙げる活躍でした。この年はコロナ禍でリーグ戦が長く中断した影響で、週2試合の強行日程が続きフル出場は難しいシーズンだったので価値があります。

彼のプレースタイルは、一貫してドリブラーです。瞬間的な加速ができるので、ベトナム戦では相手の右アウトサイドをほぼ置き去りにしていました。これまで、日本代表にはいなかったタイプの選手ということで期待されますが、意外にも豪州戦の2得点が代表初得点でした。川崎から移籍した、プレミアリーグのブライトンからさらにレンタル移籍した、ベルギーのサン=ジロワーズでは活躍していますが、代表戦の時期に怪我をするなどこれまで運が味方していませんでした。

森保監督の4-3-3が続くとするならば、彼は左FWの適任者でしょう。もちろん、6月にある親善試合の4試合でどこまでアピールできるかもありますが、今勢いに乗っている若手の代表格の彼に、スペインやドイツと当たる激戦区のE組を勝ち抜く期待を託したいところです。若手が育つ川崎から、また一人大物が育った印象を受けます。
コメント
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