Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

山東戦(2戦目)プレビュー

2022-04-28 23:08:59 | 浦和レッズ
浦和は、明後日の山東(中国)戦が、ACLグループリーグの最終戦になります。山東はここまで1分け4敗と勝ちがなく、既にグループリーグ敗退が決まっています。得失点差もマイナス17と大量失点が続いており、浦和としては確実に勝っておきたい一戦です。勝ち点で並ぶと直接対決の勝敗が優先なので、大邱(韓国)との直接対決が1敗1分けの浦和は、1位通過のためには勝って大邱の引き分け以下による他力待ちになります。

もっとも、山東に勝つこと自体はそんなに難しくないタスクに思えます。山東は5-4-1で自陣にブロックを引く戦い方をしますが、アウトサイドの1枚は個人技で外せますし、3バックの距離感もそれほどバランスが良くなく、チャンスは何回も作れる相手です。かつて、大物外国人選手の獲得で、ACLを一時席捲した中国サッカーですが、山東以外のチームも結果を出せていません。

また、モーベルグ、ショルツ、岩波、明本以外の主力選手はライオン・シティ(シンガポール)戦に出ていないので、ターンオーバーをしていない他チームは6戦目で疲労がピークでしょうが、浦和はまだ力を残しているでしょう。犬飼が重傷を負った影響で、ショルツと岩波に頼らざるを得ないCBだけは苦しい布陣ですが、他のポジションはうまく使い分けができています。

この試合のキーマンは酒井宏樹と予想します。前回の対戦では、関根と宮本が連携して攻められた右サイドが、山東攻略のポイントになりました。2戦連続スタメンとなったモーベルグが欠場する可能性がある右サイドのMFですが、右サイドの攻めは酒井宏樹が後ろから絡んでいい形を作れそうです。関根になるか、小泉になるかはわかりませんが、右MFと連携しての攻めには期待しています。

あとはつまらないミスにだけは気を付けて、このゲームを確実に勝って吉報を待ちたいところです。もちろん、各グループの2位の中の上位3チームの可能性も十分ありますが、今はそれは意識せず、勝利のみが1位通過の条件という意識だけで良いと思います。

追記)浦和は2位の中の上位3チームに入ることは決まっており、この山東戦は消化試合になりました。修正します。
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サイドを制圧(4/27ACL浦和対ライオン・シティ)

2022-04-28 22:45:35 | 浦和レッズ
昨日の浦和のACLライオン・シティ戦は、6-0と浦和の圧勝に終わりました。ライオン・シティは予想通り、5-4-1と自陣にブロックを引く戦い方を選択し、試合を膠着状態に持ち込んでカウンターを狙う様子でした。しかし、試合を見ているとそのカウンター狙いは浦和の組織的な守備の前に、簡単に浦和に回収されて、ほとんどつなげないことになります。

また、浦和は攻撃面でも、ライオン・シティの守備組織を打ち破ることに成功します。右MFのモーベルグと右SBの馬渡で連携を見せると、確実にライオン・シティの左アウトサイドを1枚はがすことができたので、右サイドからは何本もクロスが入ることになります。最初はモーベルグと1トップのシャルクの連携が合っていないところも見られましたが、クリアボールも確実に浦和が拾えたので連続攻撃が可能でした。

先制点は浦和に入りました。右サイドで持った馬渡のシュートに対し、相手GKがキャッチミスをしたボールが入ってのゴールでした。この日の浦和はこれで勢いがつき、この日はシュートを外していたシャルクが、奮起したのか遠目からのシュートをうまくコントロールして枠内に飛ばし、相手GKの反応が間に合わずに2点目になります。

左SB明本のオーバーラップを生かした左サイドも使えており、左からのクロスをモーベルグがヘディングシュートで決めた3点目で、このゲームはほぼ決定で、浦和のロドリゲス監督はシャルクとモーベルグを下げて松尾と松崎を入れる、運動量を増やす采配でこのゲームを確実に逃げ切る手を選びました。1トップに入った松尾は、相手DFラインの裏へ走り、追加点を2点入れることになります。

もっとも、ライオン・シティにも少しだけ見せ場もありました。途中出場の元ベルギー代表、レスティエンヌからのクロスを、キム・シンウクが頭で合わせて、GK西川がファインセーブで止めたものの肝を冷やしました。このレスティエンヌが持った時の守備はこの日の浦和の課題で、ライオン・シティがボールを前線に入れることができたのはレスティエンヌが絡んだときでした。

この勝利で、1位大邱に勝ち点で並んだ状態で最終節を迎えることができました。勝ち点で並んだときは直接対決の勝敗で順位を決めるので、浦和はたとえ最終節の山東戦を勝っても、大邱がライオン・シティに勝てば2位です。それでも、勝ったうえで、大邱の引き分け以下を待てるよう、最善を尽くして欲しいですし、浦和はそれができるチームだと思います。
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