ラグビーW杯の決勝戦、南アフリカ対イングランドを見に行ってきました。トータルバランスが優れていていろんな戦術に対応できるイングランドのようなチームには、フィジカルでごり押す南アフリカのようなカラーの違ったチームの方が試合としては面白いと予想していましたが、試合はこういう大きな試合の決勝戦らしく、がちがちのセメントマッチという雰囲気でした。
イングランドは準決勝でNZを破った原動力となったFWの力で勝負してきました。まずはFWで1mを稼いで、少しでも押し込んでからバックスに回すという戦術でした。これに対し、南アフリカも守備が堅いチームで、イングランドのFWを正確に止めて試合を膠着状態に持ち込むことができました。試合は、互いに相手反則で得たPGの蹴り合いになってきました。
最初のPGは開始2分で南アフリカに入り、これをSOポラードが外しますが、10分のPGをポラードが決めて3点を先制します。これに対し、イングランドも名キッカーのCTBファレルがおり、23分に同点とするPGを決めると、その後は互いにPGを決めて12-6というロースコアで前半を折り返します。フィールドの中が互角である以上、ポラード対ファレルの戦いが試合を決める雰囲気でした。
イングランドは後半、ファレルのPGで15-9まで追い上げます。結果的にゲームの流れを左右したのは、55分のファレルのPG失敗でした。これを決めておけば3点差となり1トライで逆転できる差になりましたが、これが外れたことで南アフリカに余裕が生まれ、さらに互いにPGを一つずつ返して18-12となるものの、残り時間が少なくなったことでイングランドが無理にトライを狙いに行かないといけない展開になりました。
これが結果的には効きました。74分に決まった、南アフリカWTBマピンピのトライは、イングランドがサイドを仕掛けて突破を狙ったプレーからのカウンターでした。マピンピはキックパスで味方選手を走らせて、そのリターンを受けてボールを確保して余裕を持ってトライしました。もちろん中央からなのでポラードは楽々コンバージョンを決めます。
最後は、南アフリカが誇る小さなウイング、チェスリン・コルビにもトライが生まれ、試合は32-12と結果的には差がついて南アフリカが3度目のウェブエリス杯に輝きます。PGの蹴り合いという地味な攻防でしたが、ポラードが安定していたことが勝因になりました。それだけ、キッカーの力が占める割合は大きいということなのでしょう。
イングランドは準決勝でNZを破った原動力となったFWの力で勝負してきました。まずはFWで1mを稼いで、少しでも押し込んでからバックスに回すという戦術でした。これに対し、南アフリカも守備が堅いチームで、イングランドのFWを正確に止めて試合を膠着状態に持ち込むことができました。試合は、互いに相手反則で得たPGの蹴り合いになってきました。
最初のPGは開始2分で南アフリカに入り、これをSOポラードが外しますが、10分のPGをポラードが決めて3点を先制します。これに対し、イングランドも名キッカーのCTBファレルがおり、23分に同点とするPGを決めると、その後は互いにPGを決めて12-6というロースコアで前半を折り返します。フィールドの中が互角である以上、ポラード対ファレルの戦いが試合を決める雰囲気でした。
イングランドは後半、ファレルのPGで15-9まで追い上げます。結果的にゲームの流れを左右したのは、55分のファレルのPG失敗でした。これを決めておけば3点差となり1トライで逆転できる差になりましたが、これが外れたことで南アフリカに余裕が生まれ、さらに互いにPGを一つずつ返して18-12となるものの、残り時間が少なくなったことでイングランドが無理にトライを狙いに行かないといけない展開になりました。
これが結果的には効きました。74分に決まった、南アフリカWTBマピンピのトライは、イングランドがサイドを仕掛けて突破を狙ったプレーからのカウンターでした。マピンピはキックパスで味方選手を走らせて、そのリターンを受けてボールを確保して余裕を持ってトライしました。もちろん中央からなのでポラードは楽々コンバージョンを決めます。
最後は、南アフリカが誇る小さなウイング、チェスリン・コルビにもトライが生まれ、試合は32-12と結果的には差がついて南アフリカが3度目のウェブエリス杯に輝きます。PGの蹴り合いという地味な攻防でしたが、ポラードが安定していたことが勝因になりました。それだけ、キッカーの力が占める割合は大きいということなのでしょう。
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