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豪州戦マニアック分析

2021-10-15 23:24:14 | ワールドサッカー
後半は豪州が仕掛けを見せます。豪州は198cmの長身DFスーターがいるチームなので、常にセットプレーの「一発」は警戒しないといけない相手です。フルスティッチがFKを意表を突いて低いボールにしてきましたが、DF長友が間に合いクリアします。それでも、サイドが使えるのは豪州の強みで、58分にはサイドを突破したベヒッチのマイナスのクロスを、ロギッチが合わせるも枠を外します。

60分、日本はこの日当たっていなかった大迫を下げて、FWの中央に古橋を入れてきます。これで日本はスピードを使うとメッセージは明確になりましたが、豪州も左MFムーイとFWタガートを下げて、スピードのあるマビールを左MFに、デュークをFWに入れてきます。流れの中ではチャンスがさほどなく、両チームともにセットプレーが狙いのゲームに見えましたが、65分に日本が痛いミスをします。

左サイドでした。この日は長友と守田が入れ替わりながら守っていましたが、こういう守り方では得てして誰が守るか不明確になることがあります。相手右サイドのボイルはまったくのフリーで、マイナスのクロスをロギッチが合わせようとしたところを守田がファウルして、一旦はPKの判定になります。VARでこのファウルはペナルティーエリアの外と判定が変わってFKとなったものの、ピンチであることに変わりはありません。

このFKを、フルスティッチがバーに当てて内側に跳ねる、日本にとっては不運とも言える弾道で1-1の同点に追いつかれます。日本にとってはこの試合で引き分けなら、3位で出られるプレーオフ行きをある程度覚悟しないといけなくなります。豪州にとっては引き分けでいいと、GKがわざとゆっくりボールをセットして、日本の焦りを誘う手に来ました。

そんなゲームを動かしたのは、豪州の弱みである最終ラインのスピード不足を狙った日本の「初志貫徹」でした。左FWを南野からスピードのある浅野に代えた交代が当たりました。これで、日本は両サイドからスピードで仕掛けられるようになり、DF吉田のロングボールをうまくトラップした浅野が放ったループ気味のシュートを、相手GKライアンが弾き、クリアしようとしたベヒッチのオウンゴールで日本は2-1と勝ち越しに成功します。

最後は途中出場で元気な古橋と浅野には守備をさせて粘る戦いで、豪州のクロスからのプレーを一つ一つゴールキックや日本ボールのFKにしていき、最後はロスタイムの4分を逃げ切って日本が勝利します。もし日本がW杯に出られるなら、この試合がきっかけだったと流れが変わった試合で、まだ次のベトナム、オマーンを連勝しないと厳しい状況に変わりはないものの、希望も見えた試合だったと振り返ります。


























































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