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決められなかったつけ(10/16浦和対G大阪)

2021-10-16 22:38:58 | 浦和レッズ
今日の浦和のホームG大阪戦は、1-1の引き分けに終わりました。ゲームを通しては浦和が主導権を握っており、サイドを広く使ってクロスを入れる攻めの形はできていました。この日は左SBに山中を起用し、左SBだった明本を1トップで起用してきましたが、その山中のクロスが効いており、あとは合わせるだけ、あとは決めるだけという場面を多く作りました。

それを決めきれなかったのがこの日の浦和でした。この日はFWユンカーがベンチにも入っておらず、MF系の選手で勝ち切ることを狙ってきましたが、結果的に負傷交代することになる明本がこの日は当たっていませんでした。江坂のシュートが明本に当たって跳ね返るという、めぐり合わせの悪さもあり、前半だけでシュートを13本打ちながら0-0で前半を折り返すことになります。

明本に代わって出てきた小泉がトップ下に入り、江坂が1トップに入る、いつもの「偽9番」になります。それでも、今季は14位と低迷しているとはいえ、元代表GK東口のいるG大阪は嫌な相手でした。G大阪はほとんどの時間で自陣に2ラインを引いて守る苦しい展開でしたが、決定的なシュートも東口が止めることで辛くもCKに逃れることができていました。

G大阪もベンチスタートにしていたFWパトリックを投入してきたことで攻めに出ます。後半は前半ほど浦和が押した内容ではなかったですが、ボランチの平野がゴール前に上がっていって惜しいシュートを放つなど攻めの形はありました。そんなゲームが動いたのは後半もロスタイムで、江坂が上げようとしたクロスに対し、相手DF菅沼がハンドしたという判定でPKになります。

このPKを江坂が決めて、浦和はこの苦しい内容ながら1点を先制します。しかし、その直後にG大阪ボールのキックオフで浦和の守備が乱れ、パトリックめがけて蹴られたロングボールの処理を誤ったDF岩波のハンドでPKを取られて、このPKをパトリックに決められて1-1の同点に追いつかれます。最後、小泉がミドルシュートを打って反撃しましたが、GK東口の好守で引き分けることになりました。

これで、目標にしてきたリーグ戦の3位以内は、3位神戸との勝ち点差が5に広がったことで難しくなりました。それでも、ロドリゲス監督のボール保持のやり方などは洗練されてきています。あとは、点の取れるFWということになりますが、やはりユンカー一人では何かあったときに苦しいので、来季に向けた補強には期待したいところです。

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