![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/6b/79dee6d98b35ac9a9c86fe370e297c67.jpg)
今日は台風のため、予定していた西武ドームの野球観戦が中止になり、自宅でW杯欧州予選のビデオ、フィンランド対スペインを見ました。スペインは2010年W杯優勝監督のデルボスケが引き続き指揮を執り、この試合ではFトーレスを招集せず、セスク・ファブレガスをFWの真ん中で起用する「ゼロトップ」を用いました。
こういう布陣を採用したのは、フィンランドの極端な守備的布陣が理由でした。1トップのプッキを残して、5人の中盤を真横に並べてスペースをなくす、4-5-0-1とでもいうべき布陣をフィンランドは引いてきました。フィンランドの攻撃はカウンターだけですが、上げてこれる枚数は3枚が限界で、なかなかチャンスは作れそうもない展開でした。
フィンランドとしては、スペインが苛立って膠着状態を作るのが狙いですが、スペースがないなりにどこかに攻略ポイントを探そうとしたスペインのテクニックは、私のサッカー知識を広げてくれる教材になりました。添付の写真に、スペインの攻略ポイントを書きました。斜線で示したA(4バックの脇のスペース)とB(最終ラインの裏)に、正確に蹴れて連動して選手が走り出せる能力をスペインは持っています。
左SBアルバ(18番)の先制点は、イニエスタ(6番)の高いテクニックで浮き球で正確に最終ラインの裏へ配球できたので、あとはいいトラップができれば点になる状況を作れます。また、フィンランドはどうしても4バックをボールサイドにスライドさせる必要があるので、逆サイドの4バックの脇はどうしても空きます。
ここへ正確なロングキックを送り込めばチャンスになるのは確実なので、スペインはベンチに置いていたスピード型のヘスス・ナバス(22番)にこのスペースを狙わせました。これは守ろうとするフィンランドにはボディブローのように効いてきました。フィンランドは最初はMFを下げてスペースを埋めていましたが、フィンランドも負けている展開では攻めざるを得ず、どうしてもヘスス・ナバスへの対応は後手に回ります。
最後はマンCコンビのヘスス・ナバスの突破から、途中出場のネグレド(9番)のゴールでスペインが決定的な2点目を入れて勝負は決しました。最近のスペイン代表は、レギュラークラスはRマドリードやバルセロナで活躍していますが、控えの選手たちがイングランドプレミアリーグに活躍の場を移してブレイクの予感があります。今度のW杯も本命の評価で臨むことになると思います。
また、蛇足ですが、スペインのCBセルヒオ・ラモス(15番)の攻撃参加も印象的でした。フィンランドが前に一人しか残していない局面でも、日本人だと4バックを守ろうとしてDFがマーカーがいないのに後ろに残ってしまう癖があります。スペインはCB二人は無用と割り切って前に出てパスを散らす、セルヒオ・ラモスの動きは勇敢で、素晴らしいと思います。
こういう布陣を採用したのは、フィンランドの極端な守備的布陣が理由でした。1トップのプッキを残して、5人の中盤を真横に並べてスペースをなくす、4-5-0-1とでもいうべき布陣をフィンランドは引いてきました。フィンランドの攻撃はカウンターだけですが、上げてこれる枚数は3枚が限界で、なかなかチャンスは作れそうもない展開でした。
フィンランドとしては、スペインが苛立って膠着状態を作るのが狙いですが、スペースがないなりにどこかに攻略ポイントを探そうとしたスペインのテクニックは、私のサッカー知識を広げてくれる教材になりました。添付の写真に、スペインの攻略ポイントを書きました。斜線で示したA(4バックの脇のスペース)とB(最終ラインの裏)に、正確に蹴れて連動して選手が走り出せる能力をスペインは持っています。
左SBアルバ(18番)の先制点は、イニエスタ(6番)の高いテクニックで浮き球で正確に最終ラインの裏へ配球できたので、あとはいいトラップができれば点になる状況を作れます。また、フィンランドはどうしても4バックをボールサイドにスライドさせる必要があるので、逆サイドの4バックの脇はどうしても空きます。
ここへ正確なロングキックを送り込めばチャンスになるのは確実なので、スペインはベンチに置いていたスピード型のヘスス・ナバス(22番)にこのスペースを狙わせました。これは守ろうとするフィンランドにはボディブローのように効いてきました。フィンランドは最初はMFを下げてスペースを埋めていましたが、フィンランドも負けている展開では攻めざるを得ず、どうしてもヘスス・ナバスへの対応は後手に回ります。
最後はマンCコンビのヘスス・ナバスの突破から、途中出場のネグレド(9番)のゴールでスペインが決定的な2点目を入れて勝負は決しました。最近のスペイン代表は、レギュラークラスはRマドリードやバルセロナで活躍していますが、控えの選手たちがイングランドプレミアリーグに活躍の場を移してブレイクの予感があります。今度のW杯も本命の評価で臨むことになると思います。
また、蛇足ですが、スペインのCBセルヒオ・ラモス(15番)の攻撃参加も印象的でした。フィンランドが前に一人しか残していない局面でも、日本人だと4バックを守ろうとしてDFがマーカーがいないのに後ろに残ってしまう癖があります。スペインはCB二人は無用と割り切って前に出てパスを散らす、セルヒオ・ラモスの動きは勇敢で、素晴らしいと思います。
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