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マンチェスターシティの戦術

2023-07-27 22:20:06 | ワールドサッカー
この試合でのマンチェスターシティは、前半と後半でメンバーをそっくり入れ替えましたが、前半はDFラインがベストメンバー、中盤より前は後半がベストメンバーに近いという起用でした。そのため、DFラインからの動きは前半が参考になります。シティの場合、SBのウォーカーとアケがCBもこなせる守備力があるので、CBのストーンズがドリブルで上がっても、ウォーカーとアケが内に絞って3バック気味に守ることができます。

もちろん、ウォーカーもアケも守備専門のSBではなく、普通のSBのようにタッチライン際に走り込むこともできます。さすがにCBのアカンジは危機管理要員として常にDFラインにいますが、シティは後ろ2ラインが「3-2」でも守り切れる自信があるから、このようにDFラインから1枚、思い切って上がっても大丈夫なのでしょう。

また、この日はリザーブリーグから2名スタメンに名を連ねていましたが、圧倒的な個人技こそ感じなかったものの積極的にボールを引き出して、横浜FMの守備陣に仕掛ける動きはできていました。シティは全体練習を始めてわずか4日とコンディション的に不安があったので、こういうリザーブリーグの選手も使って、チーム全体の運動量を保っていました。

シティは4-3-3が基本形ですが、サイドのウイングとサイドのMFは入れ替わっても機能します。この日は欧州CLの決勝戦で負傷したデブルイネが不在だったので、デブルイネのスピードあるドリブルを見ることはできませんでしたが、ベルナルド・シウバがMFに下がって、リザーブリーグのボブをフォローしてサイドに拠点を作っていました。

サイドに拠点ができれば、中央にいるワールドクラスのFWハーランドに合わせれば点が取れるのがシティの強みで、基本はポストプレーヤーのハーランドですが、瞬間的な動きで相手を出し抜く動きもできます。最後のシティの5点目がまさにそれで、横浜FMのDFの後ろから突然現れたハーランドが触って、こういう点を取ってシティがプレミアリーグを優勝したと感じることができました。

4年前に見たときは「誰だ?」というイメージだったフォーデンが、成長してチームを引っ張る存在になっていたことも感じました。中盤でもFWでも機能できる、良い選手になったとも感じていました。

弱点は攻撃に出ているときに自陣で引く「3-2」のブロックです。この守備はタッチライン際は捨てて中央を固めるためのブロックなので、カウンターでサイドで持ってから、DFラインの裏に巻くようにクロスを上げて、俊足選手が一人飛び込めばチャンスもできます。横浜FMの2点目のゴールとなった、松原のゴールはその形で、横浜FMサイドはおそらく、このシティの守備をミーティングで聞いていたのでしょう。






















































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