
大相撲秋場所は中日8日目を終えました。優勝争いは全勝の照ノ富士が早くも独走の雰囲気で、1敗で追うのは平幕の妙義龍ただ一人で、役力士で2敗以内は2敗の関脇の御嶽海だけです。もちろん、膝に古傷を抱える照ノ富士が、このまま順調に場所を務め切れるかという不安も多少はありますが、無事に出ることさえできれば優勝はほぼ確実です。
今場所の照ノ富士の強さに、外四つで勝てるという理由があります。照ノ富士は巨漢なので、小兵相手には時に差し負けてもろ差しを許すことがあります。そういうときに、6日目に若隆景相手に見せた「きめ出し」や、7日目に琴ノ若相手に見せた外四つからの寄り切りなど、両上手を引き付けたり、相手の差し手をきめたりする、大きい相撲で勝てているのが強さの要因です。
照ノ富士自身も、「昔みたいに強引な相撲は取れない」と、小手投げのような力技ではなく、前に出る相撲で勝つことを目指しています。その相撲ぶりは盤石で、新型コロナウイルス拡大の影響で休場している白鵬のいない間に黄金時代を作れそうな雰囲気です。今日の玉鷲戦が相手の変化で苦戦したものの、優位は揺るがないと思われます。
大関陣は正代が5勝3敗、貴景勝が4勝4敗と勝ち越すだけで手一杯の様子です。正代は横に回られると弱く、今日琴ノ若の上手投げで敗れました。貴景勝は先場所の休場の原因になった首の負傷が治り切っていない様子で、当たりながら左右に回る相撲で辛くも星を拾っています。今場所は上位陣が少ないこともあってカード的にはいくらかましですが、二人とも横綱を狙うところには当分行けそうもありません。
前頭上位では、前頭2枚目のモンゴル出身、霧馬山が5勝3敗と元気です。大関貴景勝、正代を破っており、勝ち越せば三賞の候補に名前が挙がってくるでしょう。三役昇進には、役力士の成績が効いてくるのでまだ何とも言えませんが、上手を取って引き付ける相撲が形になってきており期待できます。下位で大勝ちする力士も妙義龍以外には見当たらず、三賞の候補は少ない場所になるかもしれません。
十両以下では、西十両筆頭の天空海(あくあ)が7勝1敗と入幕候補です。柔道の経験があり、「掛け投げ」というちょっと変わった投げが得意と言う異色の力士で、幕内に入ってくればその相撲がどこまで通じるか、楽しみにしたいと思います。
今場所の照ノ富士の強さに、外四つで勝てるという理由があります。照ノ富士は巨漢なので、小兵相手には時に差し負けてもろ差しを許すことがあります。そういうときに、6日目に若隆景相手に見せた「きめ出し」や、7日目に琴ノ若相手に見せた外四つからの寄り切りなど、両上手を引き付けたり、相手の差し手をきめたりする、大きい相撲で勝てているのが強さの要因です。
照ノ富士自身も、「昔みたいに強引な相撲は取れない」と、小手投げのような力技ではなく、前に出る相撲で勝つことを目指しています。その相撲ぶりは盤石で、新型コロナウイルス拡大の影響で休場している白鵬のいない間に黄金時代を作れそうな雰囲気です。今日の玉鷲戦が相手の変化で苦戦したものの、優位は揺るがないと思われます。
大関陣は正代が5勝3敗、貴景勝が4勝4敗と勝ち越すだけで手一杯の様子です。正代は横に回られると弱く、今日琴ノ若の上手投げで敗れました。貴景勝は先場所の休場の原因になった首の負傷が治り切っていない様子で、当たりながら左右に回る相撲で辛くも星を拾っています。今場所は上位陣が少ないこともあってカード的にはいくらかましですが、二人とも横綱を狙うところには当分行けそうもありません。
前頭上位では、前頭2枚目のモンゴル出身、霧馬山が5勝3敗と元気です。大関貴景勝、正代を破っており、勝ち越せば三賞の候補に名前が挙がってくるでしょう。三役昇進には、役力士の成績が効いてくるのでまだ何とも言えませんが、上手を取って引き付ける相撲が形になってきており期待できます。下位で大勝ちする力士も妙義龍以外には見当たらず、三賞の候補は少ない場所になるかもしれません。
十両以下では、西十両筆頭の天空海(あくあ)が7勝1敗と入幕候補です。柔道の経験があり、「掛け投げ」というちょっと変わった投げが得意と言う異色の力士で、幕内に入ってくればその相撲がどこまで通じるか、楽しみにしたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます