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試合を決めたスクイズ(5/31西武対中日)

2014-05-31 22:02:28 | 他スポーツ
今日は仕事の疲れから、午前中はほとんど寝ていたという体たらくで、予定していた買い物やトレーニングは全て中止と予定がすっかり狂ってしまいました。しかし、それでも何かスポーツは見ていたい私は、BS朝日で生中継されていた交流戦、西武対中日を見ていました。スコアは5-1で西武勝利でしたが、印象的だったのは7回に西武が2-1の競った展開から3点目を入れたスクイズでした。

西武は中日先発雄太から、先頭の6番浅村が二塁打で出塁します。ここで中日は祖父江をリリーフに送ります。続く7番渡辺が歩いて無死一、二塁になったチャンスに、打順は下位に回りますが、8番炭谷に送らせて9番岸に代打を送って勝負ということは誰でも予想ができます。

この場面で、伊原監督の打った手は二塁走者の浅村に代走の金子を出すものでした。浅村も決して足の遅い選手ではなく、年間数個は盗塁を決められる選手ですし、追いつかれた場合に3安打の浅村の打力が使えなくなるリスクをはらんだ賭けです。しかし、この采配が、プロ野球の監督は想像以上のことを考えていると実感する采配になりました。

続く炭谷は予想通り送りバントでしたが、あまりいいバントではなく、投手の祖父江は3塁に投げようとしますが、金子の足が勝り、祖父江は一塁でアウトを取ります。ここで西武の代打は、成功率は比較的高い左の大崎でした。ここで中日ベンチは動き、左の中継ぎの高橋を投入してきます。

ここは1死2,3塁でいろんな可能性が考えられる場面です。左対左を避けて、代打の代打で右の脇谷や木村を持ってくる可能性はありますが、伊原監督はあえて大崎をそのまま打席に送ります。大崎を信頼しているのだろうと思っていた初球に、伊原監督の深い読みを感じることになります。

それはスクイズでした。成功率を上げるために、浅村を下げてまであえて代走の金子を使っていた成果がここで出ました。中日の本塁送球は間に合わず、西武は貴重な3点目を入れてそのリードを増田→高橋の継投で守り切りました。大きく負け越している最下位西武には小さな1勝かもしれませんが、野球は勝つためにはここまでやらなければいけないと、伊原監督の頭脳を大いに尊敬した采配でした。

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