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クロアチア対モロッコ

2022-12-02 19:26:55 | ワールドサッカー
W杯の1次リーグでは、強いチームの映像を見ようと、クロアチアの対モロッコ戦を見ていました。クロアチアは4-3-3の布陣で、37歳のベテランMFモドリッチがゲームメーカーとしてチームを引っ張ります。前回大会では控えだったアンカーのブロゾビッチがバイタルエリアに残って、サイドのモドリッチとコバチッチが入れ替わりながら上がっていきます。

この試合はモドリッチを中心に見ていました。守備の際に人数が足りていると判断すれば、モドリッチは前に残って戻りません。それでも、決して運動量が少ないのではなく、攻撃の際には前に出てクロスを上げる動きもできます。モドリッチが右足のアウトサイドでクロスを上げたプレーの前に、モロッコDFが意表を突かれたシーンもありました。このクロスは流れたものの、モドリッチが持っている高いテクニックが出た場面でした。

また、ブロゾビッチが外側に釣り出されていると判断すれば、モドリッチがアンカーに下がることもできます。モドリッチは長い距離のパスを正確に出せるので、アンカーに置いて展開を狙うことも可能です。そのため、神出鬼没であるモドリッチをマークするのは、相手モロッコに対しては難しいタスクになりました。時折、1トップの19番(エンネシリ)が引いてマークするのが手一杯でした。

それでも、モロッコにも十分チャンスはあった試合でした。モロッコは右SBのハキミと、右FWジィエフのところが強みで、ここへボールを出すことができればかなりの確率でクロスを送ることができます。彼らは単にクロスを上げるだけでなく、内側に切れ込んでミドルシュートを狙える強みがあり、特にハキミはSBなので後ろから出てくるのでマークしにくい相手です。

もっとも、押し気味だったのはモドリッチが自在にパスを出せたクロアチアでした。サイドまではクロアチアが何度も出せた試合でしたが、1トップのクラマリッチにはなかなかボールを入れられず、最後は引き分けが濃厚となったことでモロッコが無理をしない判断をして、試合は0-0の引き分けに終わりました。

クロアチアには、右FWに3大会連続出場のペリシッチが未だにプレーするなどベテランもいますが、CBには20歳のグバルディオルも台頭するなど、年齢的なバランスは取れているチームです。日本戦ではモドリッチが注目されることになることになるでしょうが、技術は高いチームなので、日本としては何か練ったクロアチア対策が見られることを期待したいです。

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