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ミスター社会人(西郷泰之)

2013-11-14 16:21:51 | 他スポーツ
今週は浦和の試合がないので、プレビュー記事が書けず穴埋めネタで失礼します。今日は41歳で現役を続ける「ミスター社会人」ホンダの4番打者、西郷泰之選手を取り上げます。西郷は都市対抗野球の通算本塁打記録(14本)を持っていることで知られるホームランバッターで、ホンダで現巨人の長野とクリーンアップを打っていました。

都市対抗野球は独特のルールがあります。それは補強選手というもので、同じ地区の予選で敗退したチームから5人まで加入させることができるルールです。西郷ほどの名選手なら、激戦の神奈川県予選(当時三菱ふそう川崎所属)で敗退した年でも、補強選手で東芝やいすゞ自動車のユニフォームを着て都市対抗に出場しています。

都市対抗のホームラン記録を持つためには、上位に勝ち上がることと、補強選手に選ばれるのは必須条件です。以前、NHK-BSの「アスリートの魂」で西郷のホームランの場面を放送していましたが、毎回ユニフォームが違うのはこの補強選手のルールからです。

西郷は三菱ふそう川崎のチーム消滅という、最近の社会人野球が直面する厳しさも経験しています。家庭を持つ西郷には川崎から狭山への転居は厳しい条件でしたが、現役続行にこだわった西郷はホンダへの移籍を選びました。

かつての杉浦正則投手のような、社会人野球で輝くミスター社会人はいます。ただ、社会人野球は30歳前後で引退して社業に専念するケースが多いので、西郷のように40歳を過ぎて現役の選手は珍しいです。西郷はアトランタ五輪も経験して、若い頃はプロへも行きたかったそうですが、プロに行っていたら今は現役ではないかもしれません。

社会人野球は会社によって違いはありますが、だいたい午前中に仕事をして午後から野球をするケースが多いです。社会人野球が好きだった杉浦の話では、プロだと自分が出ていない試合では本音では負けを願うことがあるそうですが、社会人野球は補強選手を含めた全員がチームを勝たせるためにまとまっています。

確かに、私が都市対抗を見に行ったときは、ファインプレーやタイムリーヒットなど、プロでは普通の場面でも社会人はベンチの選手が全員出て迎えます。野球はもちろん勝つためにやるスポーツですから、そういう原点を大切にしたい気持ちもあるかもしれません。

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