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kotoba日記                     小久保圭介

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書かないと体に悪い

2008年05月18日 | 生活
今日は、図書館に行って、
未読の本を返却してきました。
それと、県図書、市立図書での、
予約してある本を、全部、予約キャンセルにしました。

執筆もあるけど、
ここを中断するのは、
マジで体に良くないので、
やっぱり、「執筆のため、しばらくの間、kotoba日記をお休みします」
を、撤回します。(21日記)。

はねっかえされる

2008年05月17日 | 熊野



バスを待つまで、再び、海へ。
カバンも服も靴も靴下も投げて、
波打ち際に寝そべって、
まったりと。
暑かったけれど、
気持ち良かったです。
小豆ぐらいの石の上で、
起きたり、寝たり。
石をすくうと、
すぐ下は濡れていました。

今回は、交通費を安くと思っていて、
バスで帰名。青いバスです。
山道をくねくねと走り、
名古屋まで3500円で4時間弱。
往復切符だと片道3000円で、
熊野に行けます。

行くたびに、
熊野の深さを思います。
でも、
今回の熊野は、
ちょっとはねっかえされた感じもあります。
「かまえてくると、熊野ははねっかえします」
と、以前、本宮の宮司さんが言っていました。
かまえていたかもしれません。
熊野はいつも変わらないのだから、
僕の側の問題なのです。

熊野本宮大社

2008年05月16日 | 熊野
熊野市駅前周辺を散歩。
初めて熊野市の図書館へ。
机で原稿用紙に文字を埋めている人がいました。
作家さんか、チラッとみたら、詩のようでもあったから、
詩の人かもしれません。
文化、民俗学、文学、というカテゴリーを見てみると、
ここでしか手に入らない貴重な資料の宝庫だと想像できます。
実際に、駅前の小さな本屋さんには、こんな本もありました。






これは数年前に本屋で買ったのですけど、
「熊野誌」といい、<中上健次・現代小説の方法>の特集です。
めったに手に入らないものだと思いますので、
研究者の方は欲しいでしょうね。
制作は、熊野地方史研究会・新宮市図書館・中上健次資料収集委員会です。

それと、今回、ナビゲーターをしてくれたKさんのお父さんが制作した、
「きのもと懐かしマップ」を頂きました。
これは、木本町の昔の地図や、店名とその位置、お祭りの様子や、
言葉(木本町での口述の方言!)で、めったに手に入らない資料です。

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それとKさんが書いてくれた地図を頼りに、
二箇所ある銭湯の場所を確認。
本町通りを以前歩いたことがあって、
今回少しだけ歩いたのですけど、
ビビッときました。
訊いてみると、やはり古い通りらしいです。
こういうところが、局所のパワースャbトなのだろうと思います。
人それぞれですけれど。

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Kさんの車に同乗して、
紀和へ向かいます。
「さんぴんぴんを走って」とKさん。
311号線の通称です。

生々しい感じがやはり熊野にはあって、
聖と俗、生と死、それが混ざって激突して、
強いエネルギーを出しているように、思います。

車は走り、
「豚を飼ってるんよ」
とKさんは林道の豚舎を示します。
お昼ご飯は、その豚のトンカツ、岩清水豚のものを食べました。
生々しい。

猿が出ました。
たまに、道に降りてくるそうです。
本宮へ向かう間、
たとえば、イノシシ、鹿、も出るらしい。
今回は、猿。
ずっと、うぐいすが鳴いていました。
最初は、あ、うぐいすだ、と思うのですけど、
しだいに慣れてきて、気が付くと、
うぐいすの鳴き声を聞いているのでした。

風伝おろしという、
山に雲がかかっている景色が、
見られるらしいところを、
走り、

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熊野本宮大社へ。
3人のガイドの話に耳を傾けていましたけど、
むつかしいので、参拝して階段を降りました。
兎にも角にも、
熊野の総本山ですから、
今回、挨拶ができてよかったです。
Kさんのはからいに、感謝。ありがとうございました。





熊野市駅から、本宮までは、
こんな山道を、ほぼ1時間、ぶっ飛ばします。


本宮の近くにある湯の峰温泉へ。
持参した卵をネットに入れて、温泉卵も。
風呂あがり、
山の下の丸木の机で、
温泉卵を食べました。
ここでも、うぐいすは鳴いていました。

powerの海

2008年05月15日 | 熊野


今日から熊野です。
今回はワイドビューをやめて、
近鉄とJRを乗り継いで行きました。
断然、交通費が安いし、
今まで特急では飛んでしまっていた景が、
今回は鈍行なのでじっくり見られました。

写真は多気駅前後で撮った田んぼです。
田に水が入って、今、苗が植えられています。
いたるところで田に入っている人達が、
車窓から見られました。







熊野灘です。
七里御浜ともいいます。
ずっと海が見たいと思っていました。





すでに夕方です。
このテトラャbトの前で、
僕はたいてい熊野の海を見ています。
ここは、熊野市駅で下車して、
井戸川沿いを海に向かっていくと、
このテトラャbトがあります。
井戸川が海に流れるところでもあって、
手前のコンクリートのところで、
眠ったりして、潮の匂いをかいだり、
今回はつがいの鳥がきて、
鳴いていました。
鳥がきて鳴いたのは、初めてでした。

ここが熊野の中で、
一番好きな場所です。
トビウオがはねていたり、
背中の後ろは、
熊野の奥深い山々です。
熊野の山は安らぎを、
熊野の海はパワーを、
という人もいるようです。
たしかに、ちょっと、
パワーを感じる気がしないでもない。

夜は、駅前のラーメン屋で、中華定食。これも僕の定番。
定番ついでに、
自転車を借り、かんぽの宿の温泉のみ浸かりに行きました。
かんぽの宿は、小山のてっぺんにあり、
かなりの山道です。汗だくになります。
ただ、今回は夜の山道なので、
ちょっと不気味でした。
それでも、かんぽの湯は、湯の峰温泉からの湯を、
バキュームカーで持ってきているので、
良い湯です。

2008年05月14日 | 生活
昨夜、半紙と墨汁と筆を100円ショップで買ってきました。

というのは、お札が貼ってある、すぐ上の天井に、
「天」という字を貼るためです。
ここは7階で階上は13階まであって、人の足音やらで、
天界までが阻害されるので、字で天界を示すためだそうです。
僕はいろんなところで、「雲」やら「天」やら「空」という字が、
神棚や仏壇の上に貼ってあるのを目撃しているのですけど、
僕自身はぜんぜんしてませんでした。
先日、話していたその筋の方のアドバイスで、
さっそく、と思ったのです。

やはり、こういうことは、朝です。
夜やることじゃない。
なので、半紙に「天」の字を書くとき、
静かな気分になるまで、正座をして、
いっきに「天」を書きました。
これがさあ、めちゃ、気持ち良いですわ。
ひっさしぶりの、習字。
どこではねるのか、どこでとめるのかも知らないし、
まあええわい、と思って、
とにかく、神様がいる天だと思って、
それと、天丼の天だと思って、
あれ、天っていう字、わかんない、書けるかな、
とホント、マジで、習字となると、
どういう字だったかな、と不安になるものです、
嘘だと思ったらやってごらんなさい奥さん。
で、そらで練習して、いっき書きです。
だいたい、習字というのは、昨夜、100円ショップで、
筆やらを買ってきた時点、墨汁、半紙、筆を手に取った瞬間から、
すでに始まっているのは世界の大常識だ。
なので、レジでお金を払っている時も、
すでに僕は「天」を書き始めているということです。
僕が、いや、私が、君たちの師範であってもなくても、
そんな事はどうでもよろしい!(えばったぞ♪)
とにかく、半紙に字を書くのが、書ではない。
書とは、こころの内に描く字である。

書いた、僕は。「天」を。
で、乾かした。でないと、天井から墨汁が落ちますし、
両面テープで貼る時も、黒い汁がたれますから、
そこらへんを注意しないと、「天」を書く資格はないです。

でも、一発で気に入った「天」が書けたのは、
ほんと、うれしかったし、清々しいことです。
あー、これでバッチリだ。

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というわけで、
明日から、熊野に行ってきます。らららららああああ~♪



阿部、加島、中原

2008年05月13日 | 読書
阿部和重著「グランド・フィナーレ」読了。
カレーを作って昼食。

中原昌也を再読、読了。
岡本太郎が「件pは爆発だあー」、
と言ったけど、
まあ、そんな感じ。
読んだのは、「KKKベストセラー」。
とにかく、内容は「小説を書きたくない」、
ということで、
とにかく言葉に力があるので、
読み終えて、清々しい。
だから再読してみたのだけど、
高橋源一郎以来の、
衝撃です。
セックスピストルズとか、ああいうパンクも、
一時期、好んで聴いた僕は、
すんなり中原の感覚がスッと入ってくる。
カタルシスがある。

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週間ブックレビューの録画ビデオを見る。
「求めない」という詩集を書いた加島祥造さんのVTRあり。
老子からの教えがあったと言う。
・人を愛する。
・無駄なことをしない。
・人の先に立たない。
の三法が、「求めない」のベースになっているという。
あと、
「エナジー」という言葉を使っていました。
詩集「求めない」は未読ですけど、
このVTRを見れば、読まなくても良いんじゃないか、
とさえ思い込みたくなるほど、
核心的な発言をたくさんしています。
だから二回見ました。

あと、図書館に行って、
本をチェンジ。

今日は、阿部、加島、中原と、いろいろですけど、
三人ともそれぞれ良かったです。

夜になって、雨が降ってきました。

熊野、山崎、CHANGE

2008年05月12日 | 生活
この道も、
どの道も、
熊野に続いていると思うと、
喜びが体に来る。

熊野は、JRの駅で「九鬼」あたりから、
僕は涙目になることがあるので、
九鬼あたりから、熊野の霊性が帯びてきているのだと思う。
一番は、七里御浜。熊野灘。あの海。
「熊野が両手を広げて待っている」と思った。
自転車で、
ぴかぴかの緑の小道を進む時、
「この道は熊野に続いている」
と思った。
熊野に行くのではない。
熊野に帰るのだ。
熊野に行けば、あらゆるものがある。
なにひとつ、足りないものはない。
熊野のエネルギーを思うと、
かなり体が喜ぶ。


あと電話で久しぶりの知人と話。
いつだったか、立ち話をした程度。
話は究極に面白かった。
熊野は勿論、
九州は「高千穂」、
それと、「富士山」。
二人で気を送り合う、という不思議さ。
おかげでこっちも、(そっちも?)元気増幅ですね。

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山崎ナオコーラ著「論理と感性は相反しない」読了。

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知人と回転寿司、ミスドへ。
帰宅。
録画した月9。ドラマ「CHANGE」を見る。
おもしろいー。
いやあ、キムタクも良いし、深津絵里も好きだし、阿部寛も好き。
これだけのキャスティングで僕が見ない訳がない。
これは当たるぞ、と思った。おもしろいもん、まじ。
キムタクと深津は、忠臣蔵でカップリングしていたのを思い出した。
1時間だと思い込んでいて、録画が切れてしまった、けど、
でも、最後の方の、キムタクの演説はイイですねー。
いやあ、作り物としてでも、ピュアは良いです。
「必要な悪がこの世にあるなんて、
子供たちに教えたくない!」、
だったかな。
良いセリフで、テレビの脚本、良いわ。最高。
その演説のシーンを、繰り返し見ていたら、
チャップリンの「独裁者」のラストシーンを、
思い出しました。
ぜったい、来週は1時間半、録画するぞおおお。
このドラマ、ぜったい、当たる。間違いない。




こっち側の問題

2008年05月11日 | 生活
朝、新日曜美術館の特集「池田満寿夫 エロスと般若心経」を途中から、
見た。
夜、同上の番組の再放送をもう一度、見た。
ぜんぜん、朝とは違い、面白い。

同じ内容なのに、こっちが違う。
それは、何にたいしてもそうで、
問題は、こっち側(僕側)の問題なのです。
こんな大切なことを、
今更になって気がついている。

荒川洋治の本は返してしまったから、
川上未映子の詩集はもう一度、再読しよう。


オジ夫妻

2008年05月11日 | 生活



今日はずっと読書をしていました。
夕方、パスタを作ろうか、きしめんを食べに行こうかと迷って、
本を閉じて、窓の外の空をぼんやり見ていました。
空に希望を探す、という低迷な気分でしたけど、
本当にだめな時は誰かが現れる、
といいます。
うどん屋でぼんやりしていると、
オジから電話。
「小久保君の人生だから悔いのないようにな」
とオジが言いました。
オジの奥さんの声も聴けました。
オジの奥さんは、
「1に努力、2に努力」という人です。
奥さんはそんなふうには言いませんでしたけれど、
僕はその言葉を、だめなときによく思い出して、
バッと起き上がる時があります。
お二人の言葉は、本当に胸にしみました。
きれいな夕焼けが、
北の空にまで広まっていましたので、
アップします。

今日読んだ本は、
川上未映子著「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」という詩集と、
荒川洋治著「心理」という詩集です。
どっちもむつかしかった。
あと、山崎ナオコーラ著「理論と感性は相反しない」を読み始め。

それと、今日は葉桜の下を自転車で、
図書館まで。予約の本を受け取りに、
それと読み終えた本を返却。
140円のソフトクリームを買いました。

オジ、奥さん、ありがとうございます。元気になりました。

じゃかあしいわくそたわけ

2008年05月10日 | 生活
やたらと雨が降る。
わけのわからん工事の音で、
ががががあああああああ、
という音で、
携帯が鳴って、話していても、
よく聞こえず、
布団をかぶって、
やっと聞こえるありさま。
固定電話がこんなときに限って鳴って、
片方に耳栓をしていても、
聞こえず、
「あのさああもっと悪いけど大きい声で話してくんない!!」
と怒鳴ったぐらいで、自分の声が聞こえる。
工事のがああああああああっっっという音の説明をする。
相手も怒鳴りながら、
「やるせなくてさああ!!!」
と言う。こんなときに限って、
色恋沙汰の話なのです。
「判るよおおお、その辛さああああ!!」
とこっちも怒鳴る。
明日は日曜だから静かだけど、
来週からこの部屋を離れないと、
本も読めない。眠れることはうるさくても、眠れるけど。
眠いし寝るかああああ!!!!! があああああああああ! うるっせい。

体が冷えている

2008年05月08日 | 健康
一日の間で、気温差が大きい。
Tシャツ、半袖シャツ、ジャンパーと時々で着替える。
例年ならすでにホットカーペットや湯たんぽの時期ではないが、
未だに体温調節に気を使う。
ヒノキ花粉はほぼないはずなのに、
未だに集中力、気力を欠く日数が多い。
睡眠過多とまではいかないけれど、
効率を考えると都度の仮眠は必要。
ここ数日、来客も多いが、
それよりも体調からくる集中力の欠如に、
執筆はおろか、
精読もできずというのが有様。
かろうじて連日、音楽鑑賞のみは可能。
ふちがみとふなと「ヒーのワルツ」、「アワ・フェイバリット・ソングス」、
「博学と無学」、「ハッピーセット」、「バブの店先」などをエンドレスで。

木に鳥

2008年05月06日 | 生活





いつも気になっている広域な工場跡地。
粉砕されずに残っている巨大なコンクリート片からは、
解体時に曲がった太い鉄筋がコンクリート内部から突出している。
錆びて茶色に変色してからすでに何年も経つ。
そこに蔓科の茎が張り、葉を出している。
樹木も残されたままで、人の立ち入り禁止区域なので、
動植物の生態系は確実に生成されているはず。



アワ・フェイバリット・ソングス

2008年05月05日 | 音楽
雨。

ふちがみとふなとの「アワ・フェイバリット・ソングス」
を聴きながら、
洗濯、炊事。さつまいもをふかし、筑前煮をつくります。

このアルバムは昨日買った瞬間から、
閃きのようなものを感じ、
きっと良いアルバムだ、と思いました。
今日、聴いてみて、
やっぱり、良いアルバムでした。
全曲、外国のカバー曲で、
オリジナルではないけれど、
どれも本当に素敵です。
一度聴いて、また聴いて、
好きな曲を選んで聴いて、
その曲だけ何度か聴いて、
その曲から最後まで聴いて、
最初からまた聴いて、
ご飯を食べて、
雨が強く降っているな、と思いながら、
また最初から聴いて、
眠りながら聴いて、
起きて、しばらくしてから、
もう一度好きな曲を聴いて、
夜になって眠りました。