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居酒屋放浪記NO.0023 ~越後と駿河の邂逅は洋風酒場~ 「田」(江東区東陽)

2005-06-29 23:48:57 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
  東陽町東口を降りてから飲み屋を物色してみる。
  居酒屋の数は少なくないが、どれも入ってみようという気が起きない。

  ふと、永代通りの北側にある小さな小路に入ると幾つか居酒屋があった。とりあえず、歩き疲れたことだし、このうちのお店で一番ビールが安い店に入ろうか、ということで暖簾をくぐったのが「洋風酒場 田」である。

  確かに店構えはログハウス風にあしらった洋風の体をなしていた。店に入ると、床一面がフローリングとなっており、外国風だな、と感じさせた。女性に案内され、二階に上がると大きな長テーブルが2列も用意され、その更に向こうの一角には丸い大人数用の木のテーブルも置いてある。広さといい、木の温もりの店内といい、確かに洋風ではあった。

  でも、生ビールを頼み、お通しに「ひじき」が出てきたあたりから様相は一変する。生ビールを煽りながらメニュー表を眺めていると、酒の種類といい、肴の種類といい、どうも洋風を気取るお店ではないようなものばかり目に付く。

  例えば、我々(今日は居間ちゃんと飲みに来ている)が注文したものといえば、イサキの刺身に鯵のたたき、そして蛸の唐揚げである。人間、齢を重ねると和食が恋しくなる、というが、特に和の食べ物を好んで頼んだ積もりはない。むしろ、洋風酒場と看板に書いてあったのだから、洋食は望むところである。
  しかし、よくよく考えればお店の名前もどっぷりどこから読んでも日本語じゃん。しかも、「田」だなんて日本を強烈に連想させるじゃん。
 でも、別に洋風と謳いながらも、内容は純和風だからといってそれは別にどっちだっていいよ。だって、イサキも鯵も蛸も全部おいしいんだもの。

  さて、2杯目のビールを飲み干した居間ちゃんはおもむろにメニューを広げ、快活に店員にこう注文した。
  「八海山!」
  えっ、この洋風酒場には「八海山」まであるのか?
  よくよく、メニュー表を広げると、あるわあるわ日本酒の数々。そして焼酎の数々。目の前の冷蔵庫にもたんまりと一升瓶が鎮座しています。

  なんなら、「洋風酒場」だなんて看板からのければいいのに。これではあらぬ誤解が生まれるゾ。もしかしてJAROにも電話されちゃったりして。(JAROって何じゃろ、でおなじみの)と、いらん心配をしながら飲む八海山はきりり、として鬱陶しい梅雨時には飲み口が爽やかだ。
  そんな、越後の酒にあうつまみは何かと物色していたら、ありましたよ、ありましたよ。
「富士宮の焼きそば」というメニューが。日本海から太平洋へ。日本酒と焼きそばの邂逅はなんとなんと洋風酒場なのでした。

  しか~し、この「富士宮の焼きそば」とってもおいしかった!です。はい。

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2 コメント

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ででんでんでん (居間p)
2005-06-30 00:46:32
焼きそば、おいしかったなー。

飲み会のあとのラーメン屋さん的おいしさ。

なんで飲んだあとの麺類はおいしいんJAROか。



そして日本酒飲んだあとのチャリンコは危険でした。

まわります、酒が。そりゃもう ぐるんぐるん。
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自転車放浪記 (熊猫刑事)
2005-06-30 21:34:54
確かに、あの焼きそばうまかったッス。

日本酒飲んでチャリはいけません。

最近、居間ちゃん、メールくれませんね。

少し、寂しいッス。
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