雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

おおぐま座 NGC3184銀河(小さな回転花火)

2020年05月02日 | 天体写真(系外銀河)
前回は久しぶりに緑あふれる地元の春の山野の画像でしたが、
今回から再び暗闇が支配する〇千万光年かなたの春の系外銀河の画像になります。
引き続き「フルサイズカメラだから長焦点鏡筒で」作戦を継続しています。

すでに撮影画像の掲載を終えた3月は5夜も晴れてくれました。
ところが4月も、明るい月しか撮れなかった2夜の他にも4夜も晴れてくれました。

『庭撮り』ですので、先の見えない新型コロナの移動自粛の制約もなく
系外銀河を〇タイトルも撮る事ができました。
今回はその1タイトル目になります。

NGC 3184 銀河  (おおぐま座)  
NGC3184(中央):距離 約4000万光年 視等級 10.4 視直径 7.4' ×6.9' 渦巻銀河 
ほぼノートリミング ( 画像は 当ブログ最大サイズで掲載しています )
( 上方向が北 になります )
撮影DATA : 2020/ 4/ 14 20:33’~  Vixen VC200L(f=1,800mm)
露出 分 × 枚 + 15分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2(体験版) ステライメージ7 FlatAide

長焦点でも4000万光年かなたの銀河、ここはやっぱり少し拡大して。
( 元画像の50% に縮小した画像を幅1024ピクセルでトリミング )
銀河を真上から見ているのですが、どこかで見たような・・
同じおおぐま座の「回転花火銀河」の愛称を持つM101の形を丸く整えたらこんな感じ?
ただ見かけの大きさはM101の1/4(面積比)とかなり小さい。
( 実はM101も2日後の夜に撮っていますので 今回は参考画像なし )

この銀河はAPS-Cサイズカメラと、 同じ鏡筒にレデューサーを付けて
3年前の4月にも撮っていました。↓
( 同じく元画像の50% に縮小した画像を幅1024ピクセルでトリミング )
DATA : 2017 / 4/ 22 VC200L+Red(f=1278mm) 20分×6枚 ISO3200LPS-P2 Cooled 60D(SEO-SP4)
昨年撮影時の記事は → こちら
露光量や焦点距離の条件では今回よりハンディがあるはずなのに・・
おりおんショットを比較したら、空の透明度に差があったようです。

他にも今回はトラブルがありました。
今回初めてガイド撮影にステラショット2(体験版)を使用したのですが、
明るめのガイド星が無くガイド検出用露光時間を4秒まで伸ばしたところ
ガイドが暴れて安定しませんでした。
ちょっと考えてみたら、ガイド検出用画像が4秒間隔なのに、制御信号は2秒間隔のままだった。
つまりガイド制御信号を出しても検出用画像にすぐ反映されないので
過剰に制御信号を出してしまう。
インターバルも4秒に揃えたらなんとか安定しました。

この銀河は何度か超新星が見つかっているので、撮影後すぐ比較して・・  運が良ければ。

恒例のおりおんショット(撮影中の空)です。
( 画像クリックで星座名を表示します )

おりおんショットを残すことにより、客観的にその時の空の状態を知ることができます。
( おりおんショットだけは カメラもレンズも撮影方法もずっと変わっていません )

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ひもが手に入らない中で 家内手作りの布マスク第1号 完成
(アベノマスクはまだ届きません)

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