雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

さんかく座 M33銀河、ユニティーゲインじゃないけど・・(その2)

2023年10月11日 | 機材
4月に購入したASI533MC Pro の十夜目の実戦検証となった先月24日夜。
前回記事のまゆ星雲の撮影を終えた時点でまだ1時半。
薄明すぎまで頑張れば、3分露光ならたっぷり60枚は撮れる勘定に。
意気込んで選んだ撮影対象は・・

 さんかく座 M33銀河  
( 元画像の 45%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上 が 北 になっています )
撮影DATA : 2023/ 8/ 25 01:36’~ Vixen R200SS(コレクターPH) (合成fl=760㎜)
露出 180秒 × 39枚 (Gain204) ASI533MC Pro(冷却-5℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています

あれ! 3分露光×60枚じゃなかったの?

じつはSCW雲予報では2時には雲が来るというものでしたが、
なんとなく朝まで撮れそうな気がして・・
それでも3時半ころまでもってくれて、約40枚撮る事ができました。

今回も露光不足を嫌って ユニティーゲインより 一段高めのゲインで撮影しているため、
撮影画像で明るい星の中心部で飽和が始まっています。
画像処理で更に星が飽和しないよう、これまでの画像処理方法を一部見直しました。

縮小なしで切り出したM33銀河内の散光星雲と銀河中心部です ↓
左上に見えているのは M33銀河にある巨大な散光星雲NGC604です
なんとか荒れも目立たず、ナチュラルな画像になりました。

以前に フルサイズのEOS6D で2年かけて撮った画像の同じ範囲を切り出して比較してみました ↓
総露光時間は2年かけて今回の倍の約4時間 撮影鏡筒も カメラも 画像処理も 今回と違っています
こちらの画像のブログ記事は ⇒ さんかく座M33銀河(庭撮りではそろそろ限界 ?)


当ブログ恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年 9月25日 01時46分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

この時点ではまだ雲はなかったのですが、2時間後には西からやってきた厚い雲に覆われました。

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もう立派な(?)新月期になっているのですが、晴れません。
10年以上この趣味をやっていて 最大の問題は
”越後の雲まみれの夜空” だと、つくづく思います。

猛暑で葉が焼けてしまった「かたてま野菜」のサトイモの葉に ↓
クロアゲハの幼虫かと思ったら、セスジスズメ というガ(蛾)の幼虫でした


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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テスト  (さすけ)
2023-10-11 19:27:56
雲上さん、申し訳ありません。
ブログにコメントができない事があり、「URL」を埋めてやってみます。
返信する
まってまぁす (雲上(くもがみ))
2023-10-11 23:24:00
さすけさん
早くコメントできるようになるといいですね。
待ってまぁす。
返信する

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