GINNAN

2005-11-02 13:39:07 | くるま
   

   銀杏...「いちょう」でも「ぎんなん」でも同じ字なんですね。

   私が通った小学校の校庭の両端にイチョウの木が2本あり、
   いつもその木が、「陣」となる遊びをしていた。
   相手に捕まると、その木に繋がって居なくてはならない。
   夏は緑、秋は黄色、冬は骨。
   ずーっと身近にあったイチョウなのだが、
   その2本のイチョウは実がなることはなかった。
   あとで知ったのですが、雄・雌がある。
   実がなるのなら知っていたかもしれないが、
   2本とも実がならないので、
   子供の頃イチョウは、実のならない木だと思っていた。
   ギンナンというのはイチョウの実だと知ったのは、
   かなりあとだった。
   小学校から、山に通じる農道があるのだが、
   そこにも1本、個人の家に大きなイチョウがある。
   その木は、どうもなっていたらしい。
   だが、その途中に昔の鍛冶屋さんがあった。
   磁石を持って砂鉄(鉄粉)を集めに行っていた。
   鞴で風を送り、鉄を焼き、真っ赤な鉄を、鎚で打ち、
   ジュワ~~と、水の中に入れる。
   かと思えば、アセチレンガスでパイプや鉄棒を焼き切る。
   と思えば、今度はくっつけてしまう。
   あの、パカッと上に上がる溶接用のサングラス、
   ガスに火をつける、特殊なライター。
   小学校も終わるようになると、
   切断は、高速で回転するカッターを使うようになった。
   大きな音と共に、火花が飛び散るのが凄い。
   スイッチを切ると、、、キュイ~~ン・・・とだんだん止まる。
   お次は、アーク溶接だ。
   鉄人28号のような、面をつけて、ビビビビビ・・・・
   鍛冶屋産は、「見たら目が悪くなるぞ!」という。
   ブ~ンという電気が流れる音がする。   
   子供の頃は、昼間TVは放送休止だったから、
   こんな楽しい所があると時間を忘れる。
   イチョウの木まで行き着くはずが無い。   
   だからというわけではないが、ガス溶接の免許も持っている。
   アークも半自動(アルゴン)もかなり使った。
   おもしろいよ。
   おかげで、メガネは何個かダメにしてしまった。


   撮影していたら、何か臭いので、地面をよく見ると
   潰れたギンナンがたくさん落ちていた。
 
  
   そだな~・・・今夜は、茶碗蒸しでもしてもらうか nose8
   
   

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