銀杏...「いちょう」でも「ぎんなん」でも同じ字なんですね。
私が通った小学校の校庭の両端にイチョウの木が2本あり、
いつもその木が、「陣」となる遊びをしていた。
相手に捕まると、その木に繋がって居なくてはならない。
夏は緑、秋は黄色、冬は骨。
ずーっと身近にあったイチョウなのだが、
その2本のイチョウは実がなることはなかった。
あとで知ったのですが、雄・雌がある。
実がなるのなら知っていたかもしれないが、
2本とも実がならないので、
子供の頃イチョウは、実のならない木だと思っていた。
ギンナンというのはイチョウの実だと知ったのは、
かなりあとだった。
小学校から、山に通じる農道があるのだが、
そこにも1本、個人の家に大きなイチョウがある。
その木は、どうもなっていたらしい。
だが、その途中に昔の鍛冶屋さんがあった。
磁石を持って砂鉄(鉄粉)を集めに行っていた。
鞴で風を送り、鉄を焼き、真っ赤な鉄を、鎚で打ち、
ジュワ~~と、水の中に入れる。
かと思えば、アセチレンガスでパイプや鉄棒を焼き切る。
と思えば、今度はくっつけてしまう。
あの、パカッと上に上がる溶接用のサングラス、
ガスに火をつける、特殊なライター。
小学校も終わるようになると、
切断は、高速で回転するカッターを使うようになった。
大きな音と共に、火花が飛び散るのが凄い。
スイッチを切ると、、、キュイ~~ン・・・とだんだん止まる。
お次は、アーク溶接だ。
鉄人28号のような、面をつけて、ビビビビビ・・・・
鍛冶屋産は、「見たら目が悪くなるぞ!」という。
ブ~ンという電気が流れる音がする。
子供の頃は、昼間TVは放送休止だったから、
こんな楽しい所があると時間を忘れる。
イチョウの木まで行き着くはずが無い。
だからというわけではないが、ガス溶接の免許も持っている。
アークも半自動(アルゴン)もかなり使った。
おもしろいよ。
おかげで、メガネは何個かダメにしてしまった。
撮影していたら、何か臭いので、地面をよく見ると
潰れたギンナンがたくさん落ちていた。
そだな~・・・今夜は、茶碗蒸しでもしてもらうか
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