先日、スクールカウンセラーで出かけている◇◇区立◇◇小学校の最終日であった。
4年生のK君が、年度末で私の最終日に気づいて、中休みがに相談室に立ち寄った。
切り紙をした色紙を1枚持っている。
「大嫌い、その反対の、S先生へプレゼント!」と切り紙を手渡してくれた。
私は、「今年度で、2年間のスクールカウンセラーの仕事は終わりで、4月から登校しないこと」を伝えた。
K君は、入学当時から多動で友だちとのトラブルの多い児童であったそうだ。
トラブルが生じると学校中を駆け巡り、教職員に気づかれないような場所に逃げ込み手を焼かせることが日常茶飯事であったそうだ。
K君が3年生の時に、私は彼と会った。
週1回だが、私が登校している日は、友だちや教室でトラブルの時には談室に来るようにすすめた。
以来、2年間、何かあるとフラッと相談室に来てはお喋りをする関係になった。
中休みが終わった。
3校時、4校時校内の巡回に出かけた私は、K君が担任の先生から「はさみを机の中にしまいなさい!」と注意されているの目撃した。
ちょうど道徳の授業であった。
日頃から道徳の授業が大嫌いなK君なので、いつものように時間つぶしで(はさみで遊んでいたのだろう!)と私は理解した。
昼休みになると、K君は再度、相談室にやってきた。
たくさんの切り紙(写真参照)をもっている。
「大嫌い、その反対。全部先生にあげる!」と。
K君は、3校時 4校時、担任の先生に見つからないように切り紙をしてプレゼント作りをしてくれたのだった。