昨晩、天王洲銀河劇場で、「谷は眠っていた ~さよなら富良野塾~」を見てきました。
http://www.furanogroup.jp/index.html
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201002160174.html
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100105/trd1001050304000-n1.htm
感動・感動の舞台でした。
一昨晩は、山田洋二監督『おとうと』で涙を流し、
昨晩は、倉本聰と富良野塾塾生の『最後の“谷は眠っていた”』で涙を流しました。
本当に素晴らしい、若者達の舞台でした。
本当に、本当に感動でした。
購入したパンフから、倉本聰の言葉。
最後の「谷は眠っていた」によせて 倉本聰
谷は眠っていた。ー
この舞台は今から26年前、富良野塾創設に呼応して全国から集まって来た若者たちが、徒手空拳で荒れ果てた谷を切り拓き、そこで演劇の為の一つの村を創り上げるまでの涙と笑いの青春グラフィテです。
この春、富良野塾は26年間の幕を閉じますが、閉塾に当たって、僕たちは22年前に初演し、その後再演の度に改定してきたこの舞台を更に改めてバージョンアップし、塾の形見としてお贈りします。
創るということは遊ぶこと。創るということは狂うということ。そして、創るということは金に拠(ヨ)らず知恵によって前例のないものを産み出して行くこと。
初期の塾生達が実行した無謀ともいえるこの挑戦を、初心に戻って再生する中で、僕らは更めた食うこと生きること人を感動させることの原点を、今の日本に問いたいと思います。
難しい理屈もセットもなく、只、人の本来持つエネルギーだけを武器に如何に人を搏つ舞台が創れるか。それが我々の悲愴な挑戦です。
最後の塾生と共に創る富良野GROUPのこの芝居。26年間の総力を結集してきっと皆様の心の垢(アカ)を洗い流せるものと信じて止みません。