里村専精師の
「浄土真宗にようこそ」No120をお届けします。
「三願転入」は、親鸞独自の本願了解です。
が、実に大切な教学を残したものです。
七祖伝承の教学ですが、世界に冠たる信の位置づけです。
ここまで信を語った宗教はありません。
いわば総ての宗教に、親鸞の教学は開放されるべきものなのでしょう。
私たちは親鸞の教学を、閉鎖的に温存していないでしょうか。
18.19.20.と並んだ本願、親鸞は本願の深さを見つめました。
と同時に、親鸞は真実信心というものを精密に示したのです。
19願=修諸功徳の本願は、総ての人の日常的な信を語ります。
20願=植諸徳本の本願に、問題意識が見つめられます。
それは超世の仏道の始まりです。
その20願は、半自力であり半他力だと教えられます。
この20願にこそ、私たちは立ち上がるのです。
20願に立って、初めて人は曠劫来流転を知ります。
◎カウンセリング研究会【くりのみ】
1月の学習会は、
新型コロナ感染流行・緊急事態宣言もありましたので、
中止となりました。
◎zoom念仏道場は、開催しています。
月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
午前10時55分~11時30分
明日14日は、念仏・親鸞和讃と「三願転入」について学びます。