第177通常国会が始まり、管首相が施政方針演説を行ったそうです。
その施政方針演説で、国づくりの三つの理念を示しました。
〈1〉貿易自由化を柱とする「平成の開国」
〈2〉社会保障の充実などによる「最小不幸社会の実現」
〈3〉政治改革などの「不条理をただす政治」
この理念に、私は違和感を覚えます。
言葉が遊んでいます。
言葉に、リアリティーが感じられません。
そうそう、昨年の6月頃でしたか、管首相は「奇兵隊内閣」と名付けたことがありました。
「開国」だ、「奇兵隊」だ、では司馬遼太郎さんもご浄土で失笑しているのではないでしょうか。
「最小不幸社会の実現」、こりゃ何のこっちゃ。
「最小不幸社会を無くす」のが政治の理念ではないのでしょうか!
日本国を、国民全てを幸せにする気概のないリーダーは信用できませんね。
ブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクの「国民全体の幸福度」を見習ってもらいたいものです。
「不条理をただす」
これも日本語として間違いだと思います。
不条理をただすこととができるのでしょうかねー!
人間世界、人智ではただせないから不条理が存在すると思うのですよ。
お一人でこの三つの理念を考えたのでしょうか?
それとも、参謀がいるのでしょうか?
「耐え難きを耐え 忍びがたき忍びます」ので、
もう少し夢のある理念を発表して、日本国をリードしてもらいたいものであります。
考え方にはいろいろある。自分たちの考え方が理に合わないものであることを証明するのは難しいことである。だが、それが証明できなければ、おかしな考え方を改めることも難しい。
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くりのみ先生の仰る通り
私も同感の極みです。