親鸞聖人は『顕浄土真実教行証文類・教巻』で、
「真実の教」は『大無量寿経』であることを示され、
この『大無量寿経』は、
釈尊が世に出られた本意が述べられていると教えてくださいます。
【くりのみ会】&zoom法音道場のテキストである
金子大栄校訂『教行信証』岩波文庫でいえば、29頁~31頁10行目。
3頁弱ですからすぐ読めます。
できたら、『大無量寿経』の音読をお勧め!
ボクの拙いダイジェスト版で紹介しますね。
*覚りをひらかれた釈尊が光り輝いておられた。
△その光に接した阿難尊者はビクリして、
「世尊、いつもと違って輝いています。どうしたのですか?」
と質問。
*世尊は、その質問の出所を確かめられる。
「誰かに質問しなさいといわれたのか?
それとも自らの質問なのか?」と。
△「いえいえ、自分の率直な質問です」と。
*確かめがすんだ世尊は、世に出られた理由を語られる。
本文では、「道教を光闡して、
群萠を拯い恵むに真実の利をもってせんと欲してなり」と。
繰り返しになりますが、
短い箇所です。『大無量寿経』の音読・読誦です。
さて、ことで大事にしたいこと、
世尊の確かめは、
「自らの所見か?」
「他者に影響されての所見か?」
ということです。
素朴に言えば「自分の頭で考えて、自分の言葉で語る」ということ。
昨今は、「自らの所見」ということ劣化していますね。
「自ら」が脱け落ちて、所見(言葉)の応酬がほとんど。
道元禅師は、「仏道をならふといふは 自己をならふなり」
と教えられていますが・・・
「自己」が分からなくなっているのでしょうか!?!?!?
今朝のNHK総合の【日曜討論 憲法記念日特集】。
マア、各党代表が討論することは大歓迎。
ただ、録画・録音ではいけません。
編集されますよね。
「生(ナマ)」がよろしい。
それも、毎月一回、やったらどうでしょうか!
各党の考え・実力、リーダーの人間性が、市民に直(ジカ)に届きます。
山本太郎さんに「アッパレ!」。
いちばん具体的で、「自らの所見」を述べていました。
ボクは、「憲法改正」反対です。
また、軍備増強・核シェアー・防衛予算の増額も反対です。
ただ、議論をすることは大事ですが、
このコロナ禍・不景気・円安・ロシアのウクライナ侵攻の
「今」ではないでしょう。
山本太郎さんと同意見。「憲法改正」議論の優先順位は低いです。
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