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『自然死のすすめ』 中村仁一

2013年10月21日 15時04分12秒 | 日乗

昨日午後、1時30分から4時、
目白の日本女子大桜楓会に出かけました。

カウンセリング講座の秋の講演会

『自然死のすすめ』

~生きて・老いて・安らかな最後を迎えるために~

講師:社会福祉法人老人ホーム「同和園」

    附属診療所・医師  中村 仁一


~配付の資料から~

◎人生は、《往き》(繁殖期)→《折り返し点》→《還り》(後繁殖期)である。

◎繁殖を終えた生きものとしての賞味期限の切れた「還り」の生き方が大事である。
 「老」には、寄り添う。
 「病」には、連れ添う。
 「健康」には、振り回されない。
 「医療」には、限定利用。
 「死」には、妙にあがらわない。

◎繁殖を終えて生きものとしての賞味期限が切れたもの仕事。
 ①色々な不具合と上手に折り合いをつけて生きる「老いる姿」を見せること。
 ②できるだけ自然に死ぬ「死にゆく姿」を見せること。…最高の“遺産”

医療・介護の現場の出来事を土台にしたお話で、満場が笑いに包まれた会場でした。


最後の質疑の時間に、質問させてもらいました。

ぼくの質問:「中村先生が本日のお話のような人間観・死生観・医療観・介護観」をもたれた転回点のあたりを教えて下さい。

先生のお答:「父が、眼科医院での医療ミスで失明したこと。先生ご自身が40歳を過ぎて不整脈の発作があり、その後に宗教の勉強を始めました。最初、聖書を読みましたがしっくりとしませんでした。最後に、仏教・世尊の教えに出会いました。今日の私の話は、世尊のお教えです」(要旨)

偶然ですが、昨日の東京新聞朝刊の「あの人に迫る」でインタビューに答えられています。
関心のある方は、昨日(20日)の朝刊をご覧下さい。
ぜひ、お勧め。


中村さんから、「あなたに伝えたい」


医療は頼りになるとは思わなかった。

医療から生き方は出て来ない。

 

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