法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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“老い”考

2010年02月12日 23時34分23秒 | 日乗

高齢者に関して、2期に区分する場合と3期に区分する場合があるようですね。

◆2区分の場合
 前期高齢者 65歳~75歳未満
 後期高齢者 75歳以上

◆3区分の場合
 前期高齢者 65歳~75歳未満
 中期高齢者 75歳以上85歳未満
 後期高齢者 85歳以上

のようです。

■補足として、他にも
「高齢者の定義は65歳以上、その中で75歳以上を後期高齢者、
それから85歳以上または90歳以上から超高齢者とする」
とした老年医学の考え方もあるそうです。

マア、お上やお上のとりまきが何と言おうとそちらの自由ですが、親鸞聖人は良い言葉を使っていますね。
「順次生」

どれだけお金を積んでも、美容整形しても、エステに通っても、何をしても年齢だけは「平等」でありますねー。

私も、前期高齢者見習い中の輩でありますが、確かに「老い」は少しずつ近づいていますね。
で、今日は、「老い」考 ということで最近の出来事を書いてみます。

①直近の事例です。
今日は○○区のスクールカウンセラーの仕事で一日出かけました。帰りにスポーツジムによって、焼き鳥屋で一杯やって、最寄りの駅からタクシーに乗りました。
乗車するときにワンセグでテレビを見ながら行き先を伝えました。
「柴又街道を左折してください!」と。
運転手さん理解の様子がおかしいので、もう一度
「柴又街道を左折してください!」

ところがところが、タクシーは反対方向に走り出しました。

急いで、運転手さん3度目の指示をして、ハンドルを戻してもらいました。

運転手さんは、勝手に「千葉街道」と勘違いしたようでした。

見たところ私よりも年配の運転手さんで、「すみません、すみません」と恐縮していましたので私にはミスは無かったのです。

でも、若い頃は、「自分は正しい」「大丈夫」と確信をもって言えるのですが、前期高齢者になると「発音が悪かったのかな?」「言い間違えていなかったのかな?」と、自分に対する自信が少しずつゆらいてきますねー。

②今日出かけた小学校で、若い先生方に、先日出かけた無着成恭さんの講演会の話をしました。
ところが、若い先生方は、無着成恭さんの名前も知らないのです。
若い先生方が、決して悪いわけではありません。知らなくて当然です。
ただ、年代のギャップを感じた次第です。

③若いカウンセラーや臨床心理士の先生方と話したときのこと。
戦後、初めて我が国にロージャズのカウンセリング理論を紹介し、全国でカウンセリングワークショップを開催してきた友田不二男先生のお名前を知らない方が多いのにはびっくりしました。
カウンセラーの仕事でも臨床心理士の仕事でも、現在できるのは、友田不二男先生の功績だと私は確信しています。

いろいろなケース・場面を通して、“老い”の予兆を感じる一方、若い方々の一層の勉学を期待する今日この頃であります。

 

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