鮭の遡上

2009年11月05日 | おでかけ
息子の帰省予定が流れたので、連休をとった夫と1年ぶりに、息子のところに出かけることになった。
行けば、いつものごとく大掃除に暮れるけれど、海が近いので美味しい物が沢山あるのがなんといっても魅力。

案の定、息子の部屋の玄関の三和土には、ここに住んでいるのは蛸かいな?と、思うほど靴が溢れ
部屋にはモデルかいな?と思うほど、服が溢れ
なのに、女ッ気が感じられないというのが、ナントモ哀しい(笑)草食系。

とはいえ、息子のところに行く目的は更にあるのです。

都会にいれば、周囲に洒落たランジェリーショップなんて、ありあまるほどあるけれど
私が追い求めている(ちょいとおおげさ)ランジェリーがなかなか見つからないのだ。
通販でさえ、帯に短しナントヤラ…
決して特殊とは思えない商品なのに、いくらさがしてもどこにも無いのだ。
それが、息子の住む街のスーパーマーケットに付随したローカルな小さな衣料品売り場にあった。
それ以来行く度に買い占めて(未だに同じものを売っているのが、有難くウレシイ)

なので今回も大人買い。





冷たい雨が上がり、掃除も終わり、することもなく……
テレビで観た、鮭が遡上してくる川があるのを思い出し、大分遠いけれど行ってみることにした。



やっとみつけた川には鮭の簗が仕掛けてあり、河口に近い場所では釣り師がルアーで鮭を釣っていて、80センチ前後の大きな鮭が釣れていた。
大挙して鮭の群れが産卵のため海から遡上を開始し、川の中は鮭で溢れ上では死に逝く鮭を狙ってかもめが群れている。



 冬に鮭は川で産まれ、春になると稚魚が川を下りる。
遠い海で約4年で育ち、何万キロの長い旅をして、こうして秋には産卵のために産まれた川に戻ってくるそうだ。
鮭の赤くなった肌は求愛のサインとか。
そして産卵・受精後、役目を終え力尽きた鮭は産まれた川で生涯を終える。
春は子どもの鮭が川を下り、また秋には鮭が川を遡上する繰り返し。
産卵のために浅い川を水しぶきを上げて遡上してくる大きな魚体の鮭、そして産卵の準備をしている鮭、鮭の死が無駄ではないことは分かっているけれど、死に瀕しているその姿はとても痛々しい。




当てにしていた鮭祭りは10月には終わっていたが、販売所があったのでイクラやスモークサーモンや鮭の味噌漬けなどを買った。

鮭に同情しながらも、結局食べるんじゃない(苦笑)




鮭の釣堀があり、釣り上げた鮭の頭を漁協のおじさんがガンガン叩いている。
きゃぁ~~!
鮭はなかなか大人しくならず、この光景は子供には如何なものかと思ったけれど、これも食物の連鎖。

だから美味しく食べてあげてね、命をいただきますと…。




コメント (2)
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