「タフ&クールTokyo Midnight レストランを創った男」を読んだ。バブル期の80年代後半~90年代に六本木、麻布、青山、代官山、三宿などで爆発的な人気を読んだラ・ボエム、モンスーンカフェ、タブローズ、権八など人気レストランのプロデュース会社「グローバルダイニング」の歴史と創業者社長、長谷川耕造氏の自叙伝。
この本、先月の会社の引っ越しの時、キャビネットの奥の方に入っているのを見つけた。誰が買ったか知らんけど捨てるのももったいないし、読んだら面白かった。
10年前に出版された本だけど長谷川さんとグローバルダイニングのことはその前から知ってた。銀座とサンタモニカのラ・ボヘム、世田谷ゼストには行ったことある。行ったことはないけど麻布の権八はブッシュ元米大統領が訪れたことでも話題になった。
長谷川さんは大学中退しヨーロッバを放浪後、帰国してレストランビジネスを展開。僕はヨーロッパは放浪したことはないけど20代半ばの頃、ロスアンゼルスで日本人が経営するレストランで1年半くらい働いていたこともあるから、結構、共感するものはある。
後半は旧友の鹿島茂氏と対談。プライベートライフの暴露で、これがまた面白い。
10年前は株式公開もあり、脚光浴びたけど、ここ数年はデフレ経済の悪影響をまともに受け、赤字続き。上場は維持してるが株価は200円台で低迷。
長谷川氏がまだ社長を勉めているが、懐刀の新川、久保の両氏が在籍しているかは不明。最近はマカオの海外店舗や南青山のモンスーン・カフェなど閉店も多いようだ。この窮地をいかに脱するか?
ランチは低価格路線に切り換えた店が多い。今度、ゼスト辺りにランチ行ってみようかな。