大石圭の「赦されたい」読んだ。「ゆるされたい」と読む。
主人公は大和田笑子、39才。10年前に離婚。一人娘の親権は元夫にとられ、女一人で生きてきた。そんな笑子に不治の病の癌が宣告される。
末期癌でホスピスに入院。ホスピスでの生活と離婚後の風俗稼業の回顧とあって、ちょっと重い。健康である有難さは身に沁みたけど。
笑子の鬼畜のような元亭主には怒り爆発。個人的には読んでいてもう少しハッピーになるストリーが好きだけど。う~む。
何はともあれ健康であることに感謝だね。
この人の作品は初めて読んだ。ホラー、官能作品が多いらしい。情けないながら、途中まで「ふたりっこ」や「セカンドバージン」などを書いた、脚本家の大石静の作品と勘違いして読んでた。どうもテイストが違うなあとは思ってプロフィールを確認して気が付いた。早合点と思い込みはいけないね。
写真が意味深。幻冬社アウトロー文庫というのがあるらしい。
今日は雪らしい。今冬、平日初の降雪かなあ。電車、ちゃんと動くかな?