角田光代の「月と雷」読んだ。よく聞く作家の名前だが、この人の作品は初めて読んだ。
男の家を転々とする放浪癖がある母を持つ智が主人公。34歳の独身男。母親に似たのか智も根無し草のような生活で定職は持たず、住所不定。そんな智だが女にはそこそこ持てる。
子供の頃、母親が転がり込んだ男の家の娘・泰子に再会したことから話があらぬ方向に・・。泰子は結婚を前提として付き合っている彼氏までいるが・・。
北関東を舞台にした小説。角田光代自身は神奈川出身らしい。
不思議な小説という印象だ。235ページの中編小説。最初の100ページはすらすらと読めたが、途中からペースダウン。この人の作品は「八日目の蝉」がドラマ化されたこともあり、有名だ。ちょっと暗そうだけど読んでみようかな。
昨日はマリーンズがタイガース相手に今シーズン初の対外試合。4対2で勝ったようだ。まだ始まったばかりだけど勝ち癖がつくのは良いこと。